現在位置:
  1. asahi.com
  2. 関西
  3. 関西の交通・旅
  4. 交通・旅ニュース
  5. 記事

橋下流、関西3空港で激論火ぶた 「伊丹廃止」真意は?(1/2ページ)

2008年8月3日

印刷

ソーシャルブックマーク このエントリをはてなブックマークに追加 Yahoo!ブックマークに登録 このエントリをdel.icio.usに登録 このエントリをlivedoorクリップに登録 このエントリをBuzzurlに登録

写真住宅密集地にある大阪(伊丹)空港。都心部に近く、国内線利用者は関西空港の約3倍地図    ※地図をクリックすると拡大します

 「伊丹空港の廃止も検討」――。大阪府の橋下徹知事が、今度は大阪(伊丹)、関西、神戸の3空港問題で論争を巻き起こしている。40キロ圏内にひしめく3空港は建前では機能分担してきたが、関係者の思惑は様々。関西空港の減便を受けた「橋下流」の問題提起が、本音の議論に火をつけた。(加戸靖史)

    ◇

 「ずっと、議論を逃げてきたんですよ。じゃあ大阪府からやりますと」

 橋下知事は2日、出演したテレビ番組でこう語った。3空港の併存を前提にせず、国際空港(関空)を基軸に関西をどう発展させるか、その戦略を自由に議論したい――。橋下知事は「伊丹廃止」発言の真意をそう説明する。

 府幹部によると、6月ごろ、橋下知事が「伊丹をなくしたら、関空の需要が増えるんじゃないか」と質問し、「そんなことを言ったら大変なことになります」と職員が制したことがあったという。今回の発言後、橋下知事は担当職員に「言ってしまった。ごめんね」。

 伊丹は国が設置・管理し、府に廃止権限はないが、橋下知事は年内をめどに府の戦略を示す意向だ。府幹部は「しがらみのない自分なら思い切った議論ができると考えたのでは」と見る。

 だが、伊丹側はおさまらない。伊丹廃止論は騒音問題が深刻化した70年代に強まったが、国と地元11市が存続協定を結んだ90年以降は封印された。「素人が大胆なことを言わないほうがいい」と批判した冬柴前国土交通相は伊丹に近い兵庫県尼崎市が地元だ。

 一方、第2滑走路オープンから2日で1年となる関空側は「ありがたい」(平野忠邦・関空会社副社長)と歓迎する。関空の建設構想は本来、伊丹廃止を前提に進められた経緯があり、「伊丹さえなければ」との思いは強い。

前ページ

  1. 1
  2. 2

次ページ

PR情報
検索フォーム
キーワード:


朝日新聞購読のご案内