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「スルッとKANSAI」偽造容疑 韓国でグループ摘発

2009年7月10日

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 【ソウル=箱田哲也】ソウル地方警察庁は9日、関西地方の地下鉄や私鉄で使える交通カード「スルッとKANSAI」の5千円分のカードを偽造し、8千枚(4千万円相当)を日本の暴力団に送ったとして、有価証券偽造の疑いで韓国人5人を摘発したと発表した。1人は逃走中で行方を捜している。20枚の偽造カードを持っていたリーダー格の男の内縁の妻が4月に日本で逮捕されたため、日韓で捜査協力を進めていた。

 発表によると、グループは韓国国内でカード偽造機械を製造し、それを中国に持ち込んで08年11月に5千枚、09年1月ごろに3千枚、それぞれ5千円分のカードを偽造して日本に送った疑い。関西地方ではすでに偽造カードの一部が出回っていることが確認されたという。

    ◇

 近畿各地では昨年12月ごろから、本物そっくりの偽造カードが相次いで見つかっていた。鉄道・バス55事業者でつくる「スルッとKANSAI協議会」(大阪市)によると、見つかった偽造カードは約400枚にのぼる。

 リーダー格の男の内縁の妻とされる韓国籍の女(41)は、大阪府警が不正電磁的記録カード輸入容疑で逮捕。捜査2課によると、入国した際、関西空港に偽造カード20枚を手提げカバンに隠して持ち込んだ疑いがある。

 スルッとKANSAI協議会によると、偽造カードは大半が大阪市交通局が発行する「レインボーカード」を模したものだった。金券ショップに持ち込んで換金したケースが目立ったが、最近は切符を購入して窓口で現金に払い戻していたとみられている。同交通局は最高額の5千円券の新たな販売を中止している。

 同協議会の担当者は、「これほどの組織的な偽造は初めて。相当の知識と技量がないと難しい」と指摘している。

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