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JR脱線事故、事情聴取用に「ポリちゃん想定問答集」

2009年10月17日

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 JR宝塚線(福知山線)脱線事故をめぐり、JR西日本の担当者が、事故の捜査をしていた兵庫県警の事情聴取が始まる前に、対応マニュアルを作成していたことがわかった。「ポリちゃん想定問答集」と名づけられていたという。また、取り調べを受ける社員らに対して、事故の関係資料や社員の供述内容をまとめたメモを配っていたことも判明。捜査当局は、社内で口裏合わせをした疑いもあるとみている。

 JR西によると、「ポリちゃん想定問答集」は、同社の安全運行に携わる担当者が作成した。この担当者は社内の調べに対し「自分の頭の整理のために会社の公式説明などをまとめた」と説明しているという。問答集は、神戸地検が同社を昨年10月と今年5月に家宅捜索した際に、押収した資料の中に含まれていたという。

 JR西は「いつごろ作られ、どのような内容だったのかは資料が押収されているので詳しくわからない。そんなふざけたタイトルは個人資料だったからであり、組織的な関与はない」と説明している。

 またJR西は、兵庫県警や神戸地検の事情聴取に呼ばれる社員たちを対象に、事故の関係資料を配っていた。資料の中には、鉄道本部会議の議事録や、自動列車停止装置(ATS)の設置経緯、96年12月に起きたJR函館線脱線事故の概要のほか、すでに聴取された社員の供述内容も含まれていたという。17日に開かれた被害者を対象にした謝罪と経緯説明の会で、同社が明らかにした。

 同社の土屋隆一郎副社長は会のなかで「参考資料として配布したことが供述内容の指導にあたると検察から指摘された。捜査に協力するためだったが、みなさまに不信感を抱かせ、反省している」と釈明した。

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