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神戸地下鉄海岸線10年続き赤字へ 「起爆剤」あて外れ

2010年1月31日

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写真帰宅ラッシュの時間帯にもかかわらず閑散とした神戸市営地下鉄海岸線の旧居留地・大丸前駅のホーム=28日午後6時35分、神戸市中央区、西畑志朗撮影図
※図をクリックすると拡大します

 神戸市営地下鉄の海岸線(延長7.9キロ)が2010年度、約60億円の赤字を計上する見通しになったことがわかった。開業以来10年連続の赤字で、累積赤字は約770億円にのぼる見込みだ。

 海岸線は神戸市の沿岸部を走る路線で、JR三ノ宮駅に近い三宮・花時計前駅と長田区の新長田駅を結ぶ。

 総事業費2350億円を投じて阪神大震災後の01年に開業。「復興促進の起爆剤」と期待され、当初の需要予測では1日平均約14万人の利用客を見込んでいた。ところが、初年度は3万4446人、08年度も4万1660人と予測の3割程度に低迷。市は10年度も約4万5千人程度と予想し、赤字額を算出した。

 市が07年にまとめた事後評価報告書では、利用低迷の原因として、震災による人口減少や、沿線の新長田駅南地区再開発などの復興事業の効果の遅れなどを指摘した。

 神戸市営地下鉄には海岸線の他に1977年開業の西神・山手線(延長22.7キロ)があり、地下鉄事業全体では10年度に累積赤字が約1230億円になる見通し。(笹井継夫)

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