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たこフェリー休止へ 高速料金値下げ、利用者激減

2010年10月16日

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写真航路の休止が決まった「明石淡路フェリー」=15日午後、兵庫県の明石海峡、本社ヘリから、伊藤恵里奈撮影

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 兵庫県明石市と淡路島を結ぶ第三セクター「明石淡路フェリー」(愛称・たこフェリー)は15日、11月16日以降、航路の運航を休止する方針を発表した。全従業員約70人は11月15日付で解雇する。高速道路料金値下げの影響で利用者数が激減し、経営が悪化していた。会社は存続させ、運航再開の道を探るとしているが、見通しは立っていない。

 15日、大麻一秀社長と北口寛人・明石市長らが会見して明らかにした。

 昨年3月以降、明石海峡大橋を通る本四高速で料金の値下げが実施された影響により利用者数が落ち込み、経営が悪化。同社筆頭株主の「ツネイシホールディングス」(広島県福山市)が8月、事業撤退を表明していた。

 航路存続を求める明石市と、淡路島の洲本、淡路、南あわじの3市は、同じ航路で旅客船を運航する「淡路ジェノバライン」(淡路市)に経営参加を求めてきたが、交渉は難航している。

 北口市長によると、たこフェリーの負債総額は11月末で約4千万円になる見通し。大麻社長は現在保有している唯一のフェリー「あさかぜ丸」を売却する方針を示した。売却益で負債は消える見通しという。

 会見で大麻社長は高速料金値下げについて、「民間で対応できる限度を超えており、これ以上、企業努力は出来ない」と批判した。

 淡路市の門康彦市長は朝日新聞の取材に対し、「突然の運航休止決定に戸惑っている。フェリーで島を訪れる観光客も多く、経済的な影響は計り知れない」と話した。(横山健彦、藤本久格)

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