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104年前殉職駅員の碑に新入社員ら献花 JR大阪駅

2011年5月31日

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写真:殉職碑の前で黙礼するJR西日本の新入社員ら=大阪市北区の大阪駅、千葉写す拡大殉職碑の前で黙礼するJR西日本の新入社員ら=大阪市北区の大阪駅、千葉写す

 1907(明治40)年の5月31日、JR大阪駅近くの踏切内から女児を救い出し、自らは犠牲になった駅員の「殉職碑」が同駅にある。長く忘れられた存在になっていたが、4年前から駅配属の新入社員らが安全を誓うため訪れるようになった。駅ビル改築に伴い今年1月に移された碑の前で31日、約70人が手を合わせた。

 104年前の31日午後6時ごろ、遮断機をくぐって横断しようとした6歳の女児を見て、踏切係として勤務していた岐阜県出身の清水太右衛門(当時54)が救出した。しかし自分は列車に接触し、翌日息を引き取った。最期まで「危ない」と口にしていたという。

 太右衛門の勇気をたたえる声が上がって同年10月、殉職碑が建立されたが、戦災で壊れた。56年に阪神高速池田線の出口付近に再建されたが、07年に数十メートル離れた場所にいったん移設。これを機に毎年この時期、新入社員らが訪れている。今年4月に入社し、大阪駅の改札口で勤務する永田有里奈さん(22)は「自分の仕事の責任を全うし、子どもを助けたのは偉大だと思う」と話した。(千葉正義)

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