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宮浦石炭記念公園(福岡県大牟田(おおむた)市)

2007年11月02日

炭鉱で働く人たちや道具などを運んだ車両が、公園に残されている。公園の遊具のように、自由に乗ることができるよ

 みんなは「石炭」って知っているかな? 石炭は明治時代以降、日本が近代化していく時代にもっとも重要なエネルギー源でした。この公園は、当時、石炭を掘り出した炭鉱への入り口付近だった場所。ここから約80年間で、4000万トンもの石炭が掘り出されました。そのころはこの煙突からもくもくと煙が出ていたのです。

スポットデータ

「月が出た出た月が出た 三池炭坑の上に出た あんまり煙突が高いのでさぞやお月さんけむたかろ」という炭坑節のモデルになったといわれている煙突。1968年に石炭の採掘は中止され、今はもう、煙は出ない
公園からは、三井化学大牟田工場のようすが見える。石炭の加工などから始まった工場だ
炭鉱へ続くトンネルは、1990年まで使われていた。今はコンクリートでふさがれているけど、石炭を掘るための材料や道具をここから運んでいたんだ

●宮浦石炭記念公園

▼所在地 所在地 福岡県大牟田市西宮浦町132−8

▼開園時間 入園自由

▼休園日 なし

▼交通 西鉄大牟田駅から車で10分 駐車場あり(無料)

▼お問い合わせ 0944−41−2782(大牟田市都市計画・公園課)

しゃかぽんポイント

働くクルマも間近で見られる!

 宮浦石炭記念公園は、町の公園のように、気軽に遊べる公園なんだけど、働くクルマにも出合えるんだ。人や道具や石炭を運んだ車だから、どれも力強い!

先生教えて!

「石炭」ってどういうもの?

Q.石炭って、聞いたことはあるけど、よくわかりません…。

A.今は、石油が主なエネルギー源だからね。以前は、蒸気機関車や火力発電所、ガス灯、こたつ、ストーブなど、社会でも家庭でも石炭が大切な燃料だったんだ。

Q.それがどうして石油になったんだろう?

A.石油のほうが安くて、輸送や貯蔵も便利だったから、どんどん石油を使うようになっていったんだ。1960年代にこの大きな変化が起こった。「エネルギー革命」といわれているよ。そして、これ以降、必要とされる石炭はどんどん少なくなり、各地の炭鉱が閉山(石炭をとることをやめること)していったんだ。

Q.じゃあ、石炭は「幻のエネルギー」ですね。

A.そうともいえないんだ。石油はあと数十年でなくなってしまうという説もある。それに対して石炭は、これまで掘った量の3倍もの量が、まだ地中に埋まっているといわれている。

Q.そんなに! じゃあ、まだまだ使えるんですね。

A.それだけじゃないぞ。石油は中東など一部の国でしかとれないが、石炭は世界各地でとれるということもあって、これからのエネルギーとして、また見直されているんだ。ただ、石炭を燃やすと、地球温暖化や酸性雨の原因になる物質が発生するという問題もある。環境への影響を小さくする技術が発明されれば、もう一度、石炭がたくさん利用される時代がくるかもしれないぞ。

しゃかぽん30号・写真 比田勝大直

提供:週刊しゃかぽん

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