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2008年03月07日

神話の国・出雲地方は大昔から鉄づくりが盛んな鉄の国でもあったんだ!島根県雲南市の「鉄の歴史村」は、日本で唯一保存されている江戸時代から実際に使われていた「たたら製鉄」の遺構と2つの博物館など、日本の鉄づくりの歴史が学べる施設がいっぱい。ゴールデンウイークや夏休みには鉄づくりの体験イベントも行われているよ。




●鉄の歴史村
●古くから鉄の産地として栄えてきた旧吉田村は、鉄づくりの歴史と風土を守り伝承していくために「鉄の歴史村」を宣言し、様々な活動を続けています。
▼所在地 島根県雲南市吉田町吉田
▼交通 JR山陰本線松江駅から車で約50分、出雲空港から車で約45分、山陰自動車道三次インターチェンジから車で約1時間
▼駐車場 各施設にあり(無料)
▼お問い合わせ 0854−74−0311(財団法人 鉄の歴史村地域振興事業団)※体験イベントの募集時期や参加費については、事前に必ずお問い合わせください。
「たたら」とは?
映画「もののけ姫」で、鉄をつくる人たちがシーソーみたいな板を踏んでいたのを見たかな? あれは「たたら製鉄」といって、1000年以上の歴史をもつ製鉄法なんだ。「たたら」の板を踏むと砂鉄と木炭をいれた炉の中に大量の空気が送りこまれて、ものすごい高温で砂鉄がどろどろにとける。映画でもそうだったけど、1回の製鉄作業は何日間もぶっつづけで行われたんだって。
自然とともに守り伝えられた鉄づくり
Q.鉄って大昔から日本にあったんですか?
A.少なくとも2000年以上前から鉄があったらしいけど、その鉄は中国や朝鮮半島から伝わってきたものだった。日本でいつから鉄づくりが始まったのか、いろんな説があるけれど、弥生時代の終わりか遅くとも6世紀くらいといわれている。出雲地方では8世紀前半には鉄づくりが盛んだったという記録があるよ。
Q.どうして出雲だったのかな?
A.鉄の原料になるのは砂鉄だけど、中国山地は日本でも有数の砂鉄の産地だったんだよ。それに森林からは、砂鉄をとかすほどの高温を出す良質の炭もつくれた。海をはさんでむかいあっている朝鮮半島から、進んだ技術をもった渡来人たちがやってきた影響もあるだろう。
Q.出雲って日本の先進地域だったんですね!
A.その通り。昔から伝わる出雲神話は、かつて鉄を武器にして栄えた王国の名残なのかもしれないよ。映画の「もののけ姫」では人間と山の神様が対決し、鉄をつくるために木を切りすぎてはげ山になってしまったけど、実際の出雲では、きちんと計画を立てて森を守りながら鉄づくりが続けられてきたんだ。長い間鉄づくりの文化が伝わってきたのは、自然を大切にする知恵があったからでもあるんだね。
しゃかぽん46号
提供:週刊しゃかぽん
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