第1回 朝日 企業市民賞 贈呈式開催
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受賞企業の5社の代表者。左から、富士メガネの金井昭雄代表取締役社長、日産自動車の伊佐山建志副会長、富士ゼロックスの有馬利男代表取締役社長、アジレント・テクノロジーの成松洋代表取締役社長、ダイキン工業の岡野幸義代表取締役社長 |
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中川昭一・経済産業大臣による祝辞 |
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祝賀会は受賞企業や招待客でにぎわい話がはずんだ
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朝日新聞創刊125周年を記念して創設し、企業の社会貢献活動を表彰する「朝日 企業市民賞」の第1回贈呈式が10月29日、東京都内で約250人が出席して開かれました。
169件の応募企業の中から選ばれた受賞企業は、富士メガネ(札幌市)、日産自動車(東京都中央区)、富士ゼロックス(東京都港区)、アジレント・テクノロジー(東京都八王子市)、ダイキン工業(大阪市)の5社。正賞は賞状と工業デザイナー喜多俊之氏デザインによる錫と春慶塗の賞牌、副賞100万円です。
贈呈式は箱島信一朝日新聞社長の主催者挨拶に始まり、来賓の中川昭一・経済産業大臣の祝辞、主催者の選考経過報告があり、賞の贈呈、受賞スピーチがありました。
各社5、6分のスピーチの中で、これまでの活動の様子が伝えられました。「難民の皆様に喜んで頂けるようにこれからも取り組んでいきたい。」(富士メガネ・金井昭雄社長)、「純な気持ちでしてきたことが認められて嬉しい。若い人たちにチャンスを与えて現実を広く見えるようになって欲しい」(日産自動車 伊佐山建志副会長)、「社員が自主的に働きかけての活動だった。社員にも心より感謝している」(富士ゼロックス 有馬利男社長)、「親も一緒に楽しんでいる姿をみて勇気をもらっている。理科離れの声もあるが、これからも頑張っていきたい」(アジレント・テクノロジー 成松洋社長)、「スタート時は16人だった。今では49人に成長。厳しい道のりだった。思いやりの心から成長したのだと思う」(ダイキン工業 岡野幸義社長)。
いずれも社内からの発案でスタートした活動が地道に育てられた経緯が伝わるスピーチでした。会場に用意されたスクリーンでは活動状況の一端を伝える写真が紹介されました。
贈呈式の後、祝賀会が開かれ、受賞企業を囲んで招待客や企業のCSR(企業の社会的責任)の担当者、研究者、NPO関係者などが談笑する交流の場となりました。
(2004/11/02)
◇受賞企業一覧◇
■株式会社富士メガネ(札幌市)海外で難民の視力を検査して各自に適した眼鏡を寄贈
■日産自動車株式会社(東京都中央区)NPOと連携し、学生のための実習プログラムを運営
■富士ゼロックス株式会社(東京都港区)給与からの拠出金を社員の社会貢献に役立てる制度を確立
■アジレント・テクノロジー株式会社(東京都八王子市)子どもたちに科学の楽しさを伝える実験教室を各地で展開
■ダイキン工業株式会社(大阪市)障害者が自立して働く職場環境づくりへの取り組み