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美濃の出身で天台僧であった円空は、北海道から関東、関西に至る諸国を遍歴しながら、鑿の削りあとを残した独自の「円空仏」を制作した。生涯で12万体の仏像を作るという大願を立てたといい、現在まで全国に数千体の作例が確認されている。
江戸後期の遊行僧であった木喰は、木の実や果実だけを食べる木食戒を受けて、北海道から四国、九州に至る全国を行脚し、木彫仏を刻んだ。穏和な微笑をたたえ太った円満な相をもつ独自の仏像は全国に400体ほどが知られている。