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トピックス「対決―巨匠たちの日本美術」展 対照の妙、際立つ個性(2008年07月04日) ![]() 国宝 雪舟等楊筆「慧可断臂図」(部分)=愛知・齊年寺蔵 ![]() 雪村周継筆「蝦蟇鉄拐図」(部分)=東京国立博物館蔵 日本美術史を彩る巨匠24人の傑作約110点でたどる「対決―巨匠たちの日本美術」展が8日、東京・上野の東京国立博物館で始まる。師弟やライバル同士など2人1組で作品を比較すると、対照の妙が感じられ、巨匠たちの個性が際立って見えてくる。 平安〜鎌倉時代、「作家」の名乗りとして作品に名を記したのは仏師運慶。東大寺南大門金剛力士像に代表される、写実性に富んだ力強い彫刻を生み出した。 相対するのは快慶。同じ仏師一門だが、兄弟子とは対照的に端正で落ち着いた作風を特徴とする。動と静――。同じ地蔵菩薩(ぼさつ)像でも、運慶と快慶の作風は対照的だ。 水墨画対決は雪舟等楊vs雪村周継。「日本の水墨の祖」といわれる雪舟は中国で学び、日本の水墨画に独自の境地をひらいた。「慧可断臂図(えかだんぴず)」には鋭く力強い筆遣いが見られる。 一方、雪舟より1世紀後に活躍した雪村。「蝦蟇鉄拐図(がまてっかいず)」では、画中を仙人が楽しげに走り回る。自由奔放でおおらかなタッチと、中央の権威が薄れてきた戦国時代の気風が感じられる。 喜多川歌麿と東洲斎写楽の浮世絵対決でも、個性の違いが表れている。歌麿は女性の肌や姿態を美しく理想化した美人画を描いた。写楽は現実を直視し、役者の老いなど醜悪なところまで冷酷なほどに表現した。 8月17日まで。一般1500円など。 トピックス一覧
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