すすきのの「元祖ラーメン横丁」、変身中2007年10月15日 札幌・すすきのの「元祖ラーメン横丁」。全国区の知名度を誇りながら、最近は客足が落ち込んでいる。そこで、かつてのにぎわいを取り戻すために「改革」が進行中だ。接客マナーの改善や新規メニューの導入を中心に取り組んでいる。新規参入店が相次いだことも追い風にしたいところだ。目指すは「地元客に愛される横丁」の復活だ。
「『客引き行為』や『過度の呼び込み』は厳に慎みます」「お客様に不快感を与える行為(くわえ煙草(たばこ)、大声等(など))はいたしません」 こんな6項目の「憲章」が近く、横丁の通路に張り出される。16店舗で組織する「横丁会」が3年前に決めた内規だが、これを公の場に出すことで徹底を図る。 メニューでは、「お酒の後のもう一杯」を狙って通常のラーメンよりめんを少なめにし、午後11時以降の限定販売で2年前から始めた「お夜食ラーメン」(500円)を、「ハーフラーメン」として日中も販売する予定だ。「横丁の複数の店で食べてもらえれば」との希望をこめる。 観光客向けには、今年2月に「海鮮ラーメン」の販売を開始。「ラーメンと魚介類を一緒に味わいたい」というアジアの旅行会社の要望に応えたところ好評で、数カ月限定の予定が来春まで延長されることになった。 一連の「改革」の背景には、来客数の深刻な落ち込みがある。70年代初頭の横丁誕生以来、バブル景気だった90年代初頭までは、地元客と観光客による行列が連日のように見られた。最盛期で1日に約6000人が訪れていたという。 しかし、バブル崩壊後の不景気で、すすきの全体の客足が減少。さらに04年10月、JR札幌駅前に「札幌ら〜めん共和国」が登場したことも追い打ちをかけた。横丁が観光名所化したことで、「接客態度が悪い」「愛想がない」などの風評も立って地元客が離れたとも言われ、最近の来客数は1日2000人程度に落ち込んでいた。 今年5〜6月には、横丁17店舗のうち五つが空き店舗になった。横丁の1店「弟子屈ラーメン」のオーナーで、横丁会の菅原憲一会長(60)は「底まで行ったと感じた。やはり地元客に愛される横丁にしなくては、と思った」という。 だが、明るい兆しもある。7月に2店、8月には1店が新たに出店した。9月には1店がリニューアルされ、空き店舗は一つにまで減った。新規店には有名人気店も含まれ、菅原会長は「この流れを追い風に、地元客を横丁に呼びこみたい」と話している。 あなたの口コミ募集中!
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