ごっくん、カプセル型内視鏡2007年07月07日 薬のようなカプセルを飲んで小腸の中を撮影するカプセル型内視鏡を、岐阜県笠松町の松波総合病院(山北宜由院長)が導入した。検査が難しく「暗黒の臓器」と呼ばれていた小腸を、簡単に検査できる。村井敏博副院長は「これまで見られなかった小腸の画像を見られるようになり、確定診断に役立つ」と期待を寄せる。
同病院によると、カプセル型内視鏡は、大学病院などでの臨床試験は行われてきたが、臨床の現場で導入されるのは日本で初めて。6月19日の導入後、すでに20代の女性に使用して小腸の病変の撮影に成功している。 カプセルは長さ26ミリ、直径11ミリ、重さ3.45グラム、先端にカメラが内蔵されている。飲んでから自然に排出されるまで約8時間かけ5万5000枚を撮影。カプセルから送信された画像データを、体につけたセンサーを通じ携帯型記憶装置に受信する。患者は検査をしながら日常生活を送ることができる。カプセルは、専用キットで回収し医療廃棄物として処理する。 小腸は長く曲がりくねっていて、口や肛門(こうもん)から遠いことや腸壁を傷つけることなどから、従来のファイバースコープの内視鏡での検査はほとんどできなかった。しかし、カプセル型を使えば、患者は苦しい思いもせず、病変などの画像を見て確定診断ができる。使い捨てのため、感染リスクも低い。 カプセル型は、ミサイルのアイデアから生まれた。イスラエルの軍事研究者が消化器内科医に出会い、雑談の中からミサイルのように先端のカメラから画像を送るという発想が生まれたという。 4月に厚生労働省が輸入販売を認可。開発したイスラエルのギブン・イメージング社の日本法人が輸入し、医薬品卸のスズケン(本社・名古屋市東区)が5月から販売を開始した。価格は、カプセル10個入りが100万円、携帯型記憶装置一式が140万円、実際にデータを取り込んで医師が画像を見る専用のコンピューター一式が503万円(すべて税抜き)。スズケンは07年度の売り上げを15億円と見込む。 検査はまだ公的医療保険適用外だが、同病院は保険適用まで、希望者に13万8000円(税込み)で検査を実施する。早ければ07年中に保険適用される可能性もあるという。 PR情報この記事の関連情報コミミ口コミ
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