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コミミ口コミグルメ

バケツでプリン、50リットル

2007年08月26日

 見ただけで満腹になりそうな「バケツプリン」と、涼しげな「きんぎょ鉢ゼリー」――。愛知県豊田市松ケ枝町の日本料理店「割烹(かっぽう)さんま亭」のこんな裏メニューが、静かな話題になっている。インターネットで販売したところ、誕生日プレゼントなどとして全国から注文が殺到。店を切り盛りする加藤正雄さん(45)と妻の由香さん(39)は、「一つひとつ心を込めた商品を届けたい」と、手作りの味にこだわる。

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人気を集めているバケツプリンときんぎょ鉢ゼリーを考えた加藤由香さん=愛知県豊田市松ケ枝町で

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「きんぎょ鉢ゼリー」

 約10年前、常連客から「デザートにケーキを出してほしい」と頼まれた。ケーキは作ったことがないため、正雄さんと由香さんが考えた揚げ句、まかない料理として好評だったプリンを出すことに。その時、由香さんがしゃれっ気を出して「ちょっと驚かせよう」と、1リットルの特大プリンを出したのが「バケツプリン」の始まりだ。

 それ以来、店の裏メニューとして常連客から注文が入るようになり、口コミでうわさが広がった。

 プリンの大きさは0.7リットルから50リットルまで11種類。普通より大きいため、気温や湿度、微妙な火加減が仕上がりに影響する。一度にたくさん食べられるように、生クリームは使わず、甘さ控えめであっさりした口当たりに仕上げる。

 3年半前から、インターネットでも販売を開始。クリスマスや誕生日などの行事に合わせて全国から注文が入る。多い日には、店を休んで1日50個以上つくることもある。売れ筋は、値段も手頃な2リットルサイズ(4700円)。市販のカップ入りプリン20個以上にもなる。正雄さんは「まさかこんなに売れるとは。ありがたいことです」と笑う。

 さらに2年半前、由香さんが「きんぎょ鉢ゼリー」を発案。この春から本格的な販売にも乗り出した。

 直径13センチ、高さ11センチの鉢の中を泳ぐ金魚やカメは、梅や抹茶、ブルーベリー風味の白玉細工で、中にはあんこが詰まっている。ゼリーは飾り付けなどが大変で1個仕上げるのに4、5時間もかかる。猛暑が続くこの季節は、涼しさを求める人が多く、人気も急上昇中だ。

 由香さんは「製造方法は企業秘密。遊び心だけじゃなく、おいしく食べてもらうため、手抜きはできない。心を込めて一生懸命つくりたい」と話し、寝る間もない忙しさだ。

 プリン、ゼリーとも食べ方は自由。ただプリンは皿などにひっくり返して盛ると、自重で崩れてしまう場合もあるという。

 発送にあたっては、由香さんが心を込めて書いたメッセージカードを添える。今後は、スッポンエキス入りやダチョウの卵でつくったプリンの開発も試みるという。

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