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懐かしい! これが昭和30年代の暮らし

2008年05月06日

 テレビや電気炊飯器、電気冷蔵庫の「三種の神器」などが次々と登場、家庭に普及した昭和30年代。そんな暮らしを、当時の製品など約500点で再現した展示「なつかしの昭和30年代」が1日、大府市桃山町5丁目の市歴史民俗資料館で始まった。同館の担当者は「価値観が大きく変わった30年代は現代日本の原点。閉塞(へいそく)感のある今だからこそ、改めて見直してもらいたい」と話す。6月29日まで。(浅井直)

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昭和30年代を復元した茶の間の展示を紹介する小島美智子さん

 昭和30年代は、今の団塊世代が青少年時代を過ごした時期。日米安保条約の改定への激しい反対運動が盛り上がり、「神武景気」と呼ばれる空前の好景気が始まった。

 展示を企画した小島美智子学芸員は、昭和30年代を「熟練がそれほど尊ばれなくなって、素人時代がやってきた」と見る。「それまではご飯を炊くことや洗濯にも経験が必要だったのが、新米主婦でも何とかなる時代になった。テレビの組み立てキットも発売されていたんです」

 資料館では、以前からある復元された昔の日本家屋の内部を昭和30年代風に改装。茶の間、子どもの勉強部屋、赤ちゃんもいる奥の間の3コーナーに生活用具を展示した。

 茶の間には、丸いちゃぶ台を中心に、料理などを一時保管する蠅帳(はいちょう)や食器などを収納する茶だんすなどの昔の道具と、テレビ、電気炊飯器、電気冷蔵庫。勉強部屋には座り机とシートレコードを聞く電気蓄音機。奥の間には足踏みミシン。庭に見立てたコーナーに、ハンドル式の絞り装置がついた電気洗濯機もある。

 「写真を参考にしたり、当時の人に聞いたりして、なんとか雰囲気がつかめるように配置しました」と小島さん。

 10日午後1時30分から、日本福祉大高浜専門学校講師の来島修志さんが「資料館と回想法」と題して講演。体験教室や展示説明会のイベントもある。入館無料。毎週月曜と6、30日、6月27日は休館。問い合わせは同資料館(0562・48・1809)へ。

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