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コミミ口コミレジャー

乗りたかったあの名車、この名車が一堂に

2008年05月28日

 愛知県愛知郡長久手町のトヨタ博物館で「世界の名車展―あなたの大好きなクルマ、ここに集まる」が開かれている。いかにもアメリカ車という感じがする終戦直後のタッカー、レーシングカーを基に造られたメルセデスベンツのスポーツカー、映画「バック・トゥ・ザ・フューチャー」にタイムマシーンとして登場した米国のデロリアンなどがファンの目を引いている。(前川和彦)

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タッカー(48年米国)

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メルセデスベンツ300SL(55年ドイツ)

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デロリアンDMC12(82年米国)=いずれもトヨタ博物館

 同博物館は戦前の欧米車、戦後から70年ごろまでの国産車を中心に展示しているが、この枠にはまらない車を随時「企画展」として披露している。

 タッカー(48年)は長さ5.5メートル、幅は2メートルを超す。外観では、今はほとんど見られなくなった大きなフェンダー(泥よけ)が目立つ。ハンドルに連動して動くヘッドランプや、衝撃で外れるフロントガラスなど最先端のアイデアを駆使した車だったが、わずか51台しか造られなかったという。

 上に跳ね上げるガルウイングドアが特徴の一つのメルセデスベンツ300SL(55年)は、「敗戦後のドイツで会社が復興するには国際レースに出場する必要がある」と造られたスポーツカーの量産タイプ。ガルウイングドアにしたのは、強度と軽さを優先したため。学芸員の山田耕二さん(58)によると、石原裕次郎や力道山が乗って注目されたという。

 GMの副社長デロリアンが独立して造ったデロリアンDMC12(82年)は、ガルウイングドアのほかに、車体がステンレススチールで造られているのが特徴。さびずに擦り傷がつかないなどの利点があったが、修理が難しく、塗装しにくかった。このため、このタイプのほとんどは無塗装だった。

 このほか、「世界中で愛された大衆車」として、フォルクスワーゲン(51年ドイツ)、モーリス・ミニ・マイナー(59年英国)、「走る楽しさを広めた国産車」として、日産フェアレディZ(70年)、トヨタカローラレビン(83年)、さらに「世界のベストセラー四輪駆動車」としてトヨタランドクルーザー40系(74年)が並ぶ。

 展示は9月28日まで。原則として月曜休館。入場料は大人千円。問い合わせは同博物館(0561・63・5151)へ。

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