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えち鉄に2駅開業 福井市

2007年09月06日

 福井市内のえちぜん鉄道三国芦原線で1日、「日華化学前」と「八ツ島」の2駅が新しく開業した。両駅で記念式典が開かれ、地元住民らが完成を祝った。2駅の開業に合わせて同日から同線と勝山永平寺線のダイヤを改定。東京や関西方面へのJR特急への乗り継ぎも便利になった。

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新駅開業記念の臨時列車が到着し、テープカットして祝う関係者ら=福井市の八ツ島駅で

 2駅は福大前西福井―新田塚間(2.1キロ)に新設された。「日華化学前」は福井市大宮4丁目と5丁目の境界、「八ツ島」は同市二の宮5丁目と八ツ島町の境界にある。いずれも無人駅で、同線の上下計71本すべてが停車する。

 両駅には越前焼の駅名陶板が設置され、ホームなどには県産の間伐材を使用した。ダイヤ改定ではJR福井駅での特急乗り継ぎに合わせ、週明けの早朝5時台に福井行きの「めざましトレイン」を両線で運行。東京や大阪などへの出張や単身赴任者の帰宅などに利便向上を図った。

 また、福井市が福井駅西口の再開発で駅前広場への延伸を想定しているLRT(次世代型路面電車)化にも対応し、上部を撤去すれば基礎部分をホームに使えるように設計された。

 この日、記念式典は両駅であり、このうち八ツ島駅の式典には地元住民や関係者ら約100人が出席した。同社の見奈美徹社長は「体力不足で新駅の要望に応えられなかったが、開業5年目を迎えて実現できた。えち鉄は市民運動の熱い思いが原点で設立された第三セクターであり、今後も市民とともに汗を流し地域の発展に寄与したい」とあいさつした。

 西川一誠知事は「新駅設置で、(三国芦原線の)1日5000人くらいの利用者が、1割くらい増えることを期待したい。車を使いすぎない、新しい福井のモデル地域にしていかなければならない」と指摘。JR新快速の敦賀駅乗り入れ、越美北線の全線再開、来年度末の北陸新幹線の福井駅完成と合わせて「鉄道ネットワークの充実」に期待を寄せた。

 新駅開業を要望し続けてきた地元の元中小企業診断士で西藤島第二老人クラブ会長の橋本弥寿春さん(88)は「これからが正念場。八ツ島駅近くに駐車場を整備して『パーク・アンド・ライド』を進めてほしい」と力を込めた。

 目の前に八ツ島駅が開業したそば専門店「一休庵(あん)やえがき亭」の女将(おかみ)川崎恵美さん(40)は「駅が遠かったのでありがたい」と喜んだ。新駅開業に合わせて、ホームから目立つように店ののぼりも新調した。

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