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鉄ちゃんの魂永遠に 県立芦屋高・鉄研OB会設立

2007年09月14日

 兵庫県立芦屋高校鉄道研究部の元部員たちが22日、神戸市のホテルでOB会の設立総会を開く。45年に創部しこれまでに約170人が在籍、元阪急電鉄会長の大橋太朗さん(68)らが輩出した。92年ごろ部員不足で休部になったが、テレビドラマにも取り上げられる最近の鉄道ブームでOBの結集を望む声が上がったという。関係者は「昔は運動部に比べて地味で肩身も狭かった。久しぶりに『鉄ちゃん』仲間で集まり、大いに語りあいたい」と胸を膨らませている。

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阪急西宮北口駅にあった平面交差「ダイヤモンドクロス」について、自作の模型を使って熱く語る井上雄次さん(右)と上田雄さん=尼崎市塚口町6丁目で

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創部間もない45年秋、神戸市内で記念撮影する県立芦屋高校鉄道研究部員ら。背後を阪急神戸線の電車が走る(70年に発行された部誌「パンタグラフ」100号から)

 「戦後の復興を支えるのは鉄道だ」と考えた生徒たちが鉄道研究会を結成し、同校の文化系で初めて正式の部に認められた。部長にあたる初代の幹事には、後に「国鉄乗車券類大事典」などをまとめ、切符収集家として知られるようになる池田和政さん。同好会は他校にもあったが、正式の部は珍しく、年間100円の補助もでたという。

 活動は文化祭での研究発表と部誌の発行が中心。設立発起人代表で、同校教諭として部顧問も務めた上田雄さん(75)が幹事だった頃の文化祭では、ブリキ缶や厚紙で鉄道模型を製作し、教室に張り巡らせた幅32ミリの線路で走らせた。「地域の子どもが教室からあふれるほど集まって、『芦高に鉄道研究部あり』と言われたものです」と振り返る。

 部誌「パンタグラフ」を年に数回発行。電鉄会社の車庫や鉄道車両製造会社を見学し、最新技術の報告や旅行記、車両に関する雑学などを盛り込んだ。電鉄各社も協力的で、見学の受け入れだけでなく、文化祭のために踏み切りの信号機や電車のヘッドライトを貸してくれたこともあった。

 22日の設立総会では元部員で「なぜ福知山線脱線事故は起こったのか」などの著書がある鉄道アナリストの川島令三さん(56)が「今日の鉄道・明日の鉄道」と題して講演する。OB会の活動内容は今後、話し合っていく方針だ。

 設立発起人の一人である元幹事で、住友金属工業勤務時に電車の台車を作る部署にいたこともある井上雄次さん(61)は「久しぶりの再会で鉄道への情熱が再燃しそう。部活動の第二幕で新たな活動が生まれるのを期待したい」と話す。

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