厄も電磁波も防ぐお守りから、珍々鈴まで2008年01月04日 「家族が健康でありますように」「事故に遭いませんように」。そんな願いを込めて初詣でで買うのは、やっぱりお守り。去年は奈良総局でもいろいろあったし、今年こそは……。というわけで、総局の記者3人が、“奈良のユニークお守り”を探しに飛び出した。御利益に期待する3人。でもそれって、普段の行い次第のような気もするんだけど。
◇かわいさで人気のねずみ◇ 「知恵の文殊」で知られる奈良県桜井市の安倍文殊院を訪ねたのは、石原孝記者。フィアンセに「かわいらしい」お守りをプレゼントしようという魂胆らしい。そこで見つけたのが、今年の干支(えと)にちなんだネズミのお守りだ。 キュートさがうけて、約35種類あるお守りの中でも一番の売れ筋。県内の参拝客はもちろん、県外からお守りコレクターがはるばる買いに来るほどという。 「開運のお守り」として1個600円で販売。5種類あり、青や白、ピンク色をしたクリスタル製のネズミのほか、福袋と小づちを持ったものも。2センチほどで、携帯電話のストラップや小銭入れのワンポイントとして使える。 12年に1度、それも全部で限定約1000個の販売とあって、三が日でほぼ売り尽くした。あまりの人気に、約300個の追加も決めた。植田俊應(しゅんのう)貫主は「厄よけにもどうぞ」。 福娘の沼実夢(みく)さん(22)も、強くオススメ。「こんなかわいいお守り見たことがない。私も絶対、買います」
◇厄も電磁波も防ぐ◇ 去年は食べすぎた。今年こそスルッとダイエット――。ユニークなお守りを探す棟形祐水記者が向かったのは、奈良市の東大寺。財務執事と図書館長を兼ねる平岡昇修さんが、カードのようなお守りを見せてくれた。 このお守り、実はすぐれもの。JR西日本のICカード乗車券「ICOCA(イコカ)」と、関西私鉄・交通局の「PiTaPa(ピタパ)」を同じ定期入れで使うと、改札で読み取れない場合がある。これを2枚の間に挟むと、誤作動を防ぐ。名づけて、ICカードプロテクターお守り。 大きめ2300円、小さめ2000円。定期入れに入り、開運厄除(やくよけ)や交通安全などの願いを込める。 横浜のメーカーが開発したカードをお守りにしたのは、平岡さんのアイデア。奈良から京都の花園大学へ、週1回教えにいく。近鉄とJRを乗り継いで通うときに思い付いたそうだ。 でもなんでお守りに? 「改札の電磁波をプロテクトできれば、厄もプロテクトできるでしょ」
◇子宝に恵まれる? 珍々鈴◇ 「珍々鈴」って、珍しいの2倍だから、きっと多大な御利益があるに違いない。そう早合点したのは、小玉重隆記者。子孫繁栄を願う伝統の奇祭「おんだ祭」で有名な「飛鳥坐(あすかにいます)神社」(明日香村)にある。 鳥居をくぐってすぐ横の社務所で売っている。1個700円のお守りを見て、絶句したとか。 うわっ、「珍々」って、あの、その……。 思わず顔を赤らめていた記者に、神社の女性が教えてくれた。「このお守りを買って1カ月後に子どもを授かったという人が、今日また買いに来られましたよ」 このお守りを握りしめながら笑顔で話してくれたのは、大阪から来た目良孝一さん(29)と奈帆子さん(29)夫婦。7年前に結婚し、今は1子目を待ち望んでいる。子宝に恵まれるという神社の話を聞き、祈祷(きとう)を受けるため訪れたという。 祈祷を終えた同神社の飛鳥弘文宮司(60)は、こう話してくれた。 「神様を迎え入れるためには、元気の象徴が一番」。でも、子どもは「授かる」もので、「作る」ものではないという。「作ったものは、壊れますから」。含蓄のある言葉だなぁ、と感じ入る小玉記者だった。 PR情報この記事の関連情報コミミ口コミ
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