高さ75メートルの五重塔を買いませんか 4億円値下げ2008年02月16日 福井県勝山市は13日、昨年11月に最低売却価額計35億円で一括公売したものの、入札がなかった大師山清大寺内の五重塔などの不動産について、計31億円に値下げした上で再度、公売を実施すると発表した。
公売物件は前回と同じで土地計3.4ヘクタール、建物は国内最大級の高さ約75メートルの五重塔、中国の装飾壁を施した九龍殿、日本庭園など。高さ17メートルの「越前大仏」で知られる大仏殿は対象外。いずれも、宗教法人化される前の管理会社などが固定資産税などを滞納したため差し押さえた物件。最低売却価額は、建物の減価償却分を見込み前回から約1割差し引いたという。 公売は3月6〜17日の期間入札で、同19日に開札。今月28日に説明・下見会を開く。入札参加者は期間中に公売保証金3億1千万円を納めなければならない。 値下げしたとはいえ高額物件であることは変わらず、再公売は難航も予想される。勝山市税務課は「前回の公売が全国的にも話題となり、周知されたと思う。早期の入札成立が望ましいが、滞納税回収が目的である以上、(今回の約1割の値下げ以上に)評価額は簡単には下げられない」としている。 PR情報 |