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新1年生に熊よけ鈴 襲われない6カ条守ってね

2008年04月13日

 熊が冬眠から目覚め、出没情報が自治体などへ寄せられるようになった。福井市のライオンズクラブは9日、熊の出没が多い地域の小中学30校の新1年生に、熊よけの鈴計730個を贈った。県内で目撃情報が増え始めたのは3月下旬で、福井市内では4月8日現在3件。県、市ともに熊への注意を呼びかけており、10日には県自然保護課が今年度初のツキノワグマ出没対策連絡会を開く。(鈴木芳美)

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ランドセルを揺すって、熊よけ鈴を鳴らしてみる新1年生

 同市成願寺町の酒生小学校は山が迫る市東部の田園地帯に立つ。鈴の贈呈式には市教委職員も加わり、新1年生37人に「熊さん」はかわいい動物ではなく人間を襲うこともあること、音を立てて人間がいることを知らせれば寄ってこないことを説明。ライオンズクラブの会員が一人ひとりのランドセルに鈴をつけた。

 市内では06年度、熊の目撃情報が153件、捕獲が32頭、襲われてけがをした人が2人。昨年度は目撃23件、捕獲2頭に減った。今年は3月25日に鉾ケ崎町、4月4日に安波賀町、6日に獺ケ口町で目撃された。全県では3月以降、目撃が9件に達している。

 同課によると、秋の熊は山の木の実など餌が不足して人里に下りてきて人間と遭遇するケースが多いが、春は逆に人間が山林作業や山菜採りで山に入って被害に遭うことが多い。そのため、秋の出没地域は深い山を背後に抱えた勝山市や大野市など奥越地方の里が多いが、春は県内全域の山で目撃情報が出ることになる。昨春は嶺南地方の出没数が奥越を上回ったほどだ。

 「熊に人間の存在を気づかせるのが大事。鈴などをつけて歩き、見晴らしの悪いところやヤブでは大声を出しながら歩くのがいい」と担当者。5月以降は、昨冬生まれた子熊を連れて母熊が穴から出てくるので、さらに注意が必要という。

■県自然保護課で聞いた「熊に襲われない6カ条」

 (1)自治体の出没情報をチェックし、熊が出た場所へは行かない(2)熊の活動が活発になる朝と夕は山へ入るのを避ける(3)鈴やラジオなど音が出るものを持つ(4)熊は目が悪い。雨や霧の日は熊も人間に気づくのが遅れるので、出合い頭の遭遇に注意(5)子熊のそばには母熊がいる。子熊を見たら、そっと立ち去ること。走って逃げると追いかけてくる(6)実は熊も山菜が大好き。山菜の多いところは熊もよく来るので長居しない。

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