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「洞穴カフェ」人気 自然いっぱい、味は格別 六甲山

2008年05月10日

 六甲山の岩場「ロックガーデン」の登山口にあたる芦屋市の高座の滝の近くでこの春、土日・休日限定の「洞穴カフェ」がオープンした。戦前、山の斜面を掘って作られたという洞穴を利用した造りで、夏は涼しく冬は暖かい。川のせせらぎや鳥のさえずりを聞きながら味わう本格的なコーヒーやワインは格別といい、ハイカーたちの人気を集めている。(山田佳奈)

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船津智美さん(左)が友人の古家慶子さんとともに洞穴にオープンさせた「六甲山カフェ」の店内=芦屋市

 店の名前は「六甲山カフェ」。阪急芦屋川駅から、高座の滝への案内表示をたよりに北へ30分ほど歩いた場所にある。大阪市内に住む船津智美さん(33)が、滝のそばで戦前から続く茶店「大谷茶屋」を手伝う形で、4月から友人と一緒に営業を始めた。

 この洞穴は、これまでは大谷茶屋が食堂として使い、うどんやおでんなどを出していた。経営者の大谷政子さん(75)が弟夫婦と切り盛りしてきたが、自身の病院通いもあって年をとるごとに調理が大変になっていた。「常連さんもいるし店を閉めるわけにはいかない」と悩んでいたときに、船津さんと知り合った。

 船津さんは普段、大阪市内の飲食店で働いている。以前から自分の店を持ちたいと考えていた05年ごろ、知人から「高座の滝の近くで野外カフェをしてみないか」と勧められた。住宅地から近いのに本格的な山の雰囲気が味わえるこの場所が気に入り、仕事が休みの日を利用して友人とともに野外カフェを不定期で始めた。週末ごとに熱心に通ってくる姿が大谷さんの目に留まり、「茶屋の仕事を手伝ってもらえないか」と誘われた。

 洞穴は奥行き約3メートル。木のカウンターは船津さんの手作りだ。大谷茶屋の名物だったおでんに加え、洋菓子、チキンカレー、ワイン、コーヒー、ハーブティーなどのメニューもある。若い人や子どもも楽しめるよう、今後はカフェで演奏会などの催しも企画していきたいという。「今は新緑が気持ちのいい季節。山でおいしいものを味わってもらえたら」と船津さんは話す。

 営業は土日・休日の午前8時半〜午後4時。駐車場はない。問い合わせは営業日に同カフェ(080・6107・7600)へ。

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