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「食えるで」 ゴーヤとツルムラサキの壁面緑化

2008年05月28日

 アサガオを市役所庁舎の壁にはわせて直射日光を遮る「壁面緑化」に昨夏取り組んだ尼崎市が、今年はゴーヤとツルムラサキで壁を覆う計画を進めている。室温の上昇を抑えて地球温暖化防止に役立て、収穫後は食用にする一石二鳥の試み。うまく育てば8月にゴーヤなどを使った料理教室を開き、市役所育ちの「産直野菜」を市民に振る舞う。(保田達哉)

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昨年夏、尼崎市役所南館の壁にはわせたイリオモテアサガオ=尼崎市提供

 尼崎市は地球温暖化防止対策の一環で、昨年から建物の壁を植物で覆う「立体緑化推進事業」を3年計画で始めた。初年度は約490万円の予算を組み、市役所では5月下旬、庁舎南館の壁ぎわに置いたプランターにイリオモテアサガオの種を植えた。壁に沿ってネットをはると、7月初旬には2階より高い所までつるが巻き付き、最終的には約400平方メートルの壁が緑に覆われた。

 市が8月に温度を測ったところ、直射日光があたる部分と葉陰とでは1日平均2.5度の差があり、最大で6度(8月24日午後4時半)の差となることがわかった。「涼しくなった」「安らぎや潤いが感じられる」「景観がよくなった」などと市職員らにも好評だった。

 2年目の今年、「つるが伸びて食べられる植物と言えば……」と、市職員の間でゴーヤとツルムラサキをはわせるアイデアが持ち上がり、アサガオとともに植えることに。今月30日に栽培を始め、順調にいけば壁が約500平方メートルの緑に包まれるという。6月初めには市土木事務所と武庫支所でも実施。秋には市内の住宅や事業所での壁面緑化事例を表彰する「建物緑化コンテスト」や、壁面緑化後の落ち葉を肥料にする実験も進める。

 市民や企業にも壁面緑化を呼びかけようと、市環境政策課と尼崎緑化協会は、ゴーヤとツルムラサキの種を無料で配布している。問い合わせは環境政策課(06・6489・6301)へ。

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