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高校生が黒豚飼育、プロと競う 鹿児島

2007年06月21日

 鹿児島県大口市の県立伊佐農林高校が知覧町で21日開かれる県豚枝肉共励会(県経済農協連主催)に黒豚3頭を出品する。豚の生産頭数全国1位の鹿児島だが、高校の参加は初めて。全農の畜産販売部門を担当するJA全農ミートフーズは「全国でも学校の参加は聞いたことがない。後継者難の中、若い人がプロの世界に挑戦するのはいいこと。がんばってほしい」とエールを送っている。

写真肉質のよい豚づくりに挑む中小家畜班の生徒たち=大口市の伊佐農林高校で

 鹿児島は「かごしま黒豚」の産地として知られる。同校は優秀な親豚となる種豚飼育を目指し、2年前に高校では2例目という日本養豚協会の指定種豚場に認定された。「イサノーコー」の冠をつけた子豚を原種豚市に出品、高い評価を受けている。

 養豚に取り組むのは農業経営科中小家畜班の生徒。2、3年生11人で7人は女子。担当の篠原道明教諭(30)は「生きた豚を市に出すだけでペット的なところもあり、肉になるという意識が低い」という。かねてから「人が食べるのだから、いい肉質にしようと突き詰めてほしい」と思っていた。そこで共励会への出品を考えた。

 出品には登録農家で、良質の豚を出荷しているという実績が必要だ。条件に満たない昨年は賞の対象とならない特別出品となった。

 県内各地から選抜された農家の肥育豚57頭が集まった黒豚部門。同校の3頭は、極上、上、中、並の肉質等級の中で、「上」にランク付けされた。「極上」に選ばれたのは3頭だけだった。

 経済連からは高い評価を受け、「もも肉の張り、ロース芯の面積、脂肪のしまりがよければ極上になる」と助言された。

 同校では繁殖用のバークシャー種のオス2頭、メス10頭と子豚80頭を飼育する。豚もいい血統と環境で上質の肉になる。親豚をもも張りがよいなど良質のものに切り替えた。超音波画像診断で肉質のチェックも実施。よいもの同士を交配させて選抜することで、確実に子豚の肉質はあがっているという。

 家畜班11人は、週5時間(2年生は2時間)の総合実習だけでなく、放課後も豚舎の管理や出荷、えさやりなどに励む。出荷直前の豚は120キロもあり、体重測定器やトラックに乗せるのも大変だ。

 3年の森岡このみさん(17)は「豚がかわいいと思っていた。昨日まで生きていたのが肉になっている。最初はびっくりした。でも出すからにはいい肉で喜んでもらいたい」などと話している。

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