シロヘビ 激減2007年07月24日 山口県岩国市に集団生息している国の天然記念物「岩国のシロヘビ」。市内計8カ所で840匹が飼育されている。うち1カ所の保護増殖用施設で、昨春には50匹ほどいたヘビが10分の1に減る被害が出た。イタチに襲われたらしい。施設を管理する財団法人岩国白蛇保存会は「これほどの激減は例がない」として、再び外敵に襲われることがないよう約200万円をかけて施設を補修した。
被害が出た施設は同市尾津町5丁目にある「尾津屋外放飼場」。生後3年以上のヘビを放し飼いしている。 胴をかまれて死んだり、けがをしたりしたヘビが今年3月から3匹相次いで見つかった。外敵に襲われたとみて、保存会が場内にわなを仕掛けたところ、4月に体長40センチほどのイタチがかかったという。 その後、保存会は場内のヘビの生息状況を調べた。昨春は51匹が確認できていたが、調査では5匹しか生存が確認できなかった。個体確認のためヘビに埋め込んでいるマイクロチップが動物のふんの中から見つかったこともあり、保存会は「イタチに襲われたヘビが多いのではないか」とみている。 保存会が場内を点検したところ、天井のネットにすき間や2カ所の破れがあった。そこからイタチが侵入した可能性があり、保存会は今冬に予定していた補修工事を前倒しして、ネットの破れやすき間をなくした。 保存会の清原一成事務局長は「今後は施設管理に万全を期し、生き物なので天寿を全うさせたい」と話している。
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