そうめん流し、次の一手は2007年11月01日 そうめん流し器発祥の地で知られる鹿児島県指宿市唐船峡の市営そうめん流しが、そうめん以外の新たなメニューを11月から売り出す。客の足が急激に落ち込む冬場に客を呼び込むための対策で、経営改善のため4月に支配人に採用された民間出身の佐々木正時さん(62)が打ち出した。ホテル営業部門などで培った佐々木さんの攻めの経営が実るかどうか。
同そうめん流しによると、4月から9月までの夏場は食券売り場の前に行列ができ、1時間待ちや2時間待ちが出るほどの盛況。一方、冬場は客足がガタッと落ちる。約2億5000万円の年間売上高のうち8割前後が夏場で、冬場は2割程度。冬場にいかに足を運んでもらうかが改善の鍵になっている。 佐々木さんは、日航ホテルなど国内外の大手ホテルの営業マンや支配人などを40年以上務め、ホテル再生などに貢献した元ホテルマン。民間のノウハウを市政に生かすために採用された3年間の任期付きの一般職員だ。「そうめん流し経営改善にこれまでに培った経験をすべて出し切りたい」という。 その佐々木さんが中心になって考え出したのが、場内の池で放流している新鮮な鱒(ます)を使った釜飯(1100円)、県産黒豚を使ったどんぶり(同)、地元産若鶏が素材のとり丼(850円)の新温(あたたか)メニュー3品。鱒は臭みを取るのが難しく、鱒釜飯は職員と試行錯誤しながら作り上げた自慢の一品。鱒釜飯と黒豚丼を注文した客は、そうめんの料金を550円から250円に割引するという。 新作メニューのほかにも、ステージでダンスなどを披露したり、そうめんの食べ放題などを計画している。佐々木さんは「食事をしながら楽しめる唐船峡にしたい。そうめんだけというイメージを変えて、客を増やしたい」と意欲を燃やす。 あなたの口コミ募集中!
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