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特急「はやとの風」、大隅横川駅に最大5分停車へ

2008年03月14日

 JR各社の15日のダイヤ改定に伴い、鹿児島県霧島市横川町のJR肥薩線大隅横川駅に特急「はやとの風」が停車する時間は、これまでの30秒から最高5分間に延長されることになった。駅では当日午前10時から「歓迎セレモニー」が開かれ、名誉駅長の任命式や地元の小学生によるコンサート、特産物の販売で祝う。

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105年の歴史を感じさせる大隅横川駅=鹿児島県霧島市横川町で

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大隅横川駅の名誉駅長になる池田哲男さん

 この駅は1903(明治36)年に開業した木造の無人駅。駅舎は3駅離れた嘉例川駅とほぼ同じで、06年に国の登録有形文化財になった。ホームの柱に、太平洋戦争で米軍戦闘機に機銃掃射を浴びた際にできた直径約3センチの弾痕がある。

 07年6月に駅の保存活用実行委員会が発足し、夏の平和コンサートや秋市、成人式を開いてきた。テレビで「一度は降りてみたい美しい無人駅」と紹介されたこともあり、観光客らが急増。霧島市長と実行委員会がJRに停車時間の延長を要望していた。

 新ダイヤは上りが午前10時39分着(停車4分)と午後2時24分着(5分)。下りは午前11時34分着(1分)と午後3時10分着(5分)。

 駅の近所に住む元中学教諭で旧横川町選挙管理委員長の池田哲男さん(77)が15日、名誉駅長に任命される。昨年夏の平和コンサートでは、米軍による機銃掃射について語った。

 「戦時中、この駅から鹿児島市内の中等学校に通学したんです。戦後は復員列車や集団就職列車も見ているので、思い出がいっぱいある。イベントで駅を訪れる全国の人たちをもてなしたい」

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