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糖度9.55以上 甘い香りタマネギジャム

2008年04月02日

 大きなタマネギのイラストが入った瓶のふたを開けると、甘い香りが広がる。口に含むとタマネギ独特の辛みはなく、甘みだけが残る。出荷の最盛期を迎えている県北産の「空飛ぶ新玉ネギ」を使ったジャム「空飛ぶ新玉ジャム」(160グラム、525円)が、物珍しさもあり評判だ。

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「えっ、タマネギのジャム?」と声がかかることも多いタマネギジャム

 開発したのは宮崎県延岡市安賀多町2丁目の「丸寿司」のオーナー、日野晨稔さん(68)。地場の食材を使って延岡の知名度を上げる商品を考えていたころ、特産のタマネギでジャムを作ろうとひらめいた。試行錯誤の末、においと辛みの少ない当時売り出し中の空飛ぶ新玉ネギに行き着いた。日野さんは「タマネギなんてジャムに向いていない、と言われることが多かった」と振り返る。

 空飛ぶ新玉ネギは糖度9.55以上で、そのままでも食べられる甘みが特徴。日野さんは「辛みもないし、ジャムには最適の素材」。04年7月に開発に着手し、試作品は宮崎市佐土原町の食品開発センターに持ち込んだ。職員らのアドバイスをもとにタマネギと相性のいい白ワインを使い、砂糖、クエン酸などで微調整を続けた。

 05年1月に商品化に成功。今では月に300個ほどを作り、延岡市内や県物産振興センターなどで販売している。パンにつけるだけでなく、カレーの隠し味やステーキソースなどにも使えるという。日野さんは「いろんな料理に合う万能調味料。自分なりの使い方で味わってほしい」と話している。

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