六本木に「美の三角回廊」 サントリー美術館オープン2007年04月02日 施設全体にちりばめたアートとデザインの拠点を通して、日本の新しい価値を世界に発信する――3月30日に開業した東京ミッドタウン(東京)が掲げる大きなテーマのひとつだ。赤坂見附にあったサントリー美術館もミッドタウン内に移転し、新たにオープンした。六本木ヒルズにある森美術館と、1月に開館した国立新美術館に、サントリー美術館が加わることで、六本木地区に「アートの三角回廊」が誕生した。(アサヒ・コム編集部)
サントリー美術館の開館記念展「日本を祝う」(6月3日まで)は、1961年の設立時から同館が基本理念としてきた「生活の中の美」を体現する150点を展示する。美術館の設計は建築家の隈研吾氏。壁に桐(きり)や和紙を用い、ウイスキーのたる材だったホワイトオークを床に敷きつめた落ち着きのある空間には、ミッドタウン全体のコンセプトと響きあう「和」の精神が息づいている。 ミッドタウン・ガーデンの一角には、建築家の安藤忠雄氏が手がけた地をはうようなデザインが印象的な「21_21 DESIGN SIHGT」がある。三宅一生、佐藤卓、深澤直人のデザイナー3氏がディレクターとなり、ギャラリーやものづくりの現場として、デザインの面白さや可能性を提示していく自由な空間だ。開館を記念する特別企画は「安藤忠雄 2006年の現場 悪戦苦闘」(4月18日まで)。 また、デザイン関係機関4者が連携して設立した「デザインハブ」は、産学協同研究や企画展などに取り組み、日本のデザインを世界に広める拠点づくりをめざす。 ミッドタウンのオフィス棟に本社を移した富士フイルムは、写真文化を総合的に展示する複合型ショールーム「フジフイルム・スクエア」を開設。ミッドタウン・ホールでは4月20日から5月6日まで、長年ロックミュージシャンを撮りつづけてきた英国人写真家ミック・ロック氏が歌舞伎の撮影に挑んだ「魂 TAMASHII MICK ROCK meets 勘三郎 写真展」が開催される。
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