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《会いたい!》ドラマで落語に挑戦、貫地谷しほりさん

2007年05月07日

 強い意志を秘めた、大きな瞳が印象的。舞台や映画の話題作にも出演を重ね、若手の演技派として注目されるひとりだ。10月に始まるNHK朝の連続テレビ小説「ちりとてちん」でヒロインを演じる貫地谷しほりさん。本格的な撮影に入る前に、このドラマに寄せる思いなどを聞いた。(アサヒ・コム編集部)

写真NHK朝の連続テレビ小説の新ヒロイン 貫地谷しほりさん
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 「初めて台本を読んだ時、ぽろぽろと涙を流してしまって…。すてきな作品に参加できて本当にうれしい」

 2000人近い応募者から主役を射止めた。「ちりとてちん」のヒロインは、好きなものにはのめり込む一方、ものごとを悲観的に考えてしまいがちな性格。「前向き」「明るい」といった、これまでの朝ドラとはひと味違う複雑な役柄という。それをカラっと、楽しく演じられる実力が買われた。

 脚本の藤本有紀さんには「あてがき」(演じる俳優にあわせて脚本を書くこと)はしない、と言われた。「でも、主人公と私、すごく似ているんですよ。性格も何もかもぜんぶ。これは『運命』だと思いました」と目を輝かせる。

 「だから、あまり感情移入しすぎないように気をつけないと…」と笑う。

 もちろん、新たな挑戦もある。「落語」だ。ヒロインはひょんなことから噺家(はなしか)をめざすことになる。

 それまで落語には縁がなく、なんとなく「年配の方が聴くもの、難しいもの」といった印象を持っていた。少しでも落語を知ろうと、大阪の落語専門寄席「天満天神繁昌亭」に足を運んだ。本を読んだり、携帯音楽プレーヤーで落語を聴いたりもしている。

 「落語も時代にあわせて変わっているみたい。難しいことはなくて、私でも楽しめる。生で聴くのが一番ですね」と話す。「小米朝さんの高座には、噺の世界に引き込まれるすごさを感じました」とも。役柄と同じように、落語に魅せられつつあるようだ。

 02年のデビュー以来、テレビや映画などで目にする機会が多いが、もともと「女優になりたい」と強く思っていたわけではない、という。

 そんな彼女が、最近、目標にしたい人に出会った。昨年の舞台「労働者M」(ケラリーノ・サンドロヴィッチ作・演出)で共演した女優の秋山菜津子さん。「ものすごい感性を持ち、しっかりした技術で伝えていく。見せ方も格好いいし。初めて『こういう人になりたい』と思いました」

 「たとえば10年後、どんな女優になっていたい?」と問うと、「自分がやってみたいと感じた役に挑戦できる人」ときっぱり。「では、今やってみたい役は?」と尋ねたら、「シンデレラストーリーにあこがれますね。やっぱり『女子』ですから」と、今度はちゃめっ気たっぷりの笑顔で。肩ひじはらない自然体。それが彼女の魅力かもしれない。

 21歳。若さを力にかえて、これから、どんな飛躍を見せてくれるのだろうか。

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 〈かんじや・しほり〉1985年12月生まれ。02年にデビュー。映画「スウィングガールズ」「夜のピクニック」、民放のドラマでは「H2〜君といた日々」「大奥〜華の乱」「花より男子2」「氷点」など話題作に出演。

 お気に入りのミュージシャンは、Mr.Children。NHK朝の連続テレビ小説「ファイト」に主演した本仮屋ユイカさんとは、映画「スウィングガールズ」で共演して以来の友人という。

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