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46歳主婦、娘と同じフェリス女学院大に

2007年05月08日

 大学生活を楽しむ長女の姿に触発された熊本市の主婦中山美加さん(46)が今春、2.5倍の倍率を突破して、娘が通うフェリス女学院大学英文学科(横浜市泉区)に合格した。仕事や家事の合間に予備校に通って夢をつかんだ。

写真母娘で同じ英文科に通う中山美加さん(左)と理紗さん=横浜市泉区のフェリス女学院大学で

 長女の理紗さん(20)は英文学科の3年生。大学入学後、学校生活の様子や授業内容について、母親の美加さんにメールや電話で報告するようになった。理紗さんから届くメールには、英文学を学ぶ面白さがあふれていた。

 美加さんはもともと英語への興味があり、徐々に「自分も大学で勉強したい」という気持ちが膨らんでいった。

 昨冬から週3回、娘が通った熊本市内の予備校に入り、入試科目の英語と小論文の勉強を始めた。昨春には受験生を対象にしたフェリスのオープンキャンパスに参加。美加さんは、英文学科について紹介した理紗さんの説明を受験生の立場で聴き入った。

 21歳で結婚し、翌年には長男を出産。趣味のキルトやステンドグラスを続けながら、2人の子育てに追われた。本格的に勉強するのは二十数年ぶりだった。

 「記憶力が衰えてしまって」。英単語を記した用紙を家中に張り、英会話教室にも通った。入試は昨年10月にあり、合格の結果に、電話口で理紗さんと泣き合って喜んだ。

 両親には「何を考えているんだ」と怒られたが説得した。熊本県庁に勤める夫(52)の励ましもあり、夫と愛犬を自宅に残し、娘と暮らす。

 娘より若い同級生から「美加さん」と呼ばれている。週1回、選択教科で理紗さんとも机を並べている。生活費の足しにしようとアルバイトも始めるつもりだ。

 「勉強することの楽しさを実感する毎日。余裕が出てきたらライブや美術館めぐりもしてみたい。もっともっと若い同級生にも積極的に話しかけ、友人を増やしていきたい」と美加さんは話す。

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