足利「龍泉寺」の長フジ、華麗に復活2007年05月09日 「一丈藤」と呼ばれる長フジが栃木県足利市助戸1丁目の古刹(こさつ)「龍泉寺」で紫色の花の盛りを迎えた。かつて寺の境内一面を花で埋め、下野3大フジのひとつと称されたこともあるという樹齢約200年の古木。寺の改築などの影響で一時、庭の片隅に追いやられていたが、3年前から養生を重ね、復活した。
「龍泉寺一丈藤」と刻まれた石碑と多くの仏像に囲まれたフジ棚は、現在、約150畳敷きの広さ。春先から急速に枝を広げ、この連休後半に一気に開花した。60〜80センチほどに垂れた特徴のある花枝は満開で、フジ棚の下は、かぐわしい香りに満ちている。 源田俊昭住職(65)によると、かつてフジは本堂前の境内に堂々と繁茂していた。しかし、寺の改修や増築、付属保育園の開設などが進むに連れフジ棚は縮小され、本堂わきに細々と残るだけだった。 3年前、寺の創建800年記念事業に乗り出した際、フジの古株を掘り起こし、寺境内南面に新たに設けた棚に移植した。フジは次の春から花をつけ「枝ぶりは1年ごとに倍々に広がった」と同住職は言う。移植が難しいとされる古フジが見事によみがえった。 足利では今、同市迫間町にある「あしかがフラワーパーク」の大フジが観光客の人気を集め、大型の観光バスが押し寄せる盛況ぶりだ。 住職や古くからの檀家(だんか)衆は「寺に残る言い伝えなどからも、樹齢140年超と称するフラワーパークの大フジより年上と見られる。大フジのルーツはうちのフジでは」と胸を張る。参拝客や近所の古老たちも復活した一丈藤を見物に立ち寄り、懐かしげに見上げていた。 住職は「園のスケールの大きいパークのフジと張り合う気はないが、せっかくよみがえった一丈藤。さらにフジ棚を広げ、昔のように寺の名物に戻したい」と目を細めた。 PR情報この記事の関連情報コミミ口コミ
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