超豪華ホテルを行く〈3〉「ザ・リッツカールトン東京」2007年05月16日 東京・六本木の都市型複合施設・東京ミッドタウンのオープンにあわせ3月末に開業した超豪華ホテル「ザ・リッツカールトン東京」。世界的ホテルの相次ぐ東京進出の中心的な存在だ。ここ数年で急増した1泊6万円以上という超豪華ホテルの需要はあるのか、施設の案内にあわせて聞いた。(アサヒ・コム編集部)
東京ミッドタウンの東の公園側にあるエントランスから45階のロビーまで直通エレベーターで昇る。ラウンジにはバイオリンとピアノの生演奏が響き、人々がゆっくりお茶を楽しむ。一気にヨーロッパの伝統的なホテルに迷い込んだような錯覚をおぼえた。 「ザ・リッツカールトン東京」は、248メートルの高さを誇るミッドタウン・タワー最上部の45階から53階を占める。最も安いデラックス(52平方メートル)の6万8250円(消費税込み、サービス料など別、以下同)から、最も高いザ・リッツカールトンスイート(300平方メートル)の210万円まで248室。 最も安いといっても、文字通りデラックスだ。52平方メートルと普通のホテルならセミスイート級の広さ。その部屋の4分の1以上をバスルームが占める。大理石をふんだんに使用。深めのバスタブに浸かり、20インチの専用液晶テレビをみれば、相当リラックスできそうだ。アメニティには高級ブランド・ブルガリの「オーテ・ブラン」シリーズ。窓から東京タワー越しに東京湾が広がる。西側の部屋なら新宿の高層ビル街や富士山、北東側なら皇居の緑を楽しめるそうだ。 次に120平方メートル、18万9000円のカールトンスイートを見た。南西の角部屋で、すぐ近くに六本木ヒルズが見える。実際に歩けば10分はかかる距離だが、遮るもののない上階では、すぐ隣に感じる。ウォークインクローゼットのほかに大きめのクローゼットが二つ。長期滞在にも対応している。ミニバーには、モエ・エ・シャンドンやシャブリ、コニャックなど、なんでもありの感じだ。フランスの「エディアール」などお菓子も充実している。 46階に2000平方メートルのスパがあるが、こちらは会員と宿泊者しか利用できない。宿泊とのセットプランは1室1名、7万2000円からある。 印象的だったのは、すれ違う従業員が「こんにちわ」など自然な笑顔で対応すること。高級ホテルというと冷たい印象があるが、とてもフレンドリーだ。このホテルでは、従業員一人ひとりにマニュアルに縛られずに客に対応することが認められており、そのサービスこそが高級ホテル、との考え方に立つ。 さて、1泊6万円以上する超豪華ホテルの需要はあるのか。ザ・リッツカールトン東京の吉江潤副総支配人は、「東京はニューヨークやロンドン、パリ、香港に比べ、このクラスのホテルが少なかった」という。実際に泊まるのは欧米からのビジネス客より、国内客が多い。「半分以上が東京の方。自分の時間をゆっくり過ごす目的で来られる」。今まで、ファッションや車、旅行にお金を使っていた層がホテル宿泊に移ってきたらしい。 また、コンラッド東京やマンダリンオリエンタル東京との競合が話題にのぼるが、「開業して1カ月、ほかのホテルの客数も落ちていないと聞いている」と相乗効果を口にする。「ニューヨークには同じブランドのホテルが二つあるところもある。東京も、もっと増えるのではないか」と、超豪華ホテルの需要の伸びを予測した。 PR情報この記事の関連情報コミミ口コミ
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