キュウリ味の炭酸飲料、飲んでみた2007年05月30日 キュウリの味のコーラ――。「えっ?」と思ってしまう炭酸飲料を、サントリーが6月から期間限定で発売する。一足早く手に入れて、飲んでみた。すると、意外にも……(アサヒ・コム編集部)
新しく発売されるのは、その名も「ペプシアイスキューカンバー」。ペプシコーラのラインナップの一つになる。それにしても、なぜキュウリ? 「これまで、ショウガを使った炭酸飲料はありましたが、キュウリは初めて。果物でなく、野菜のフレーバーを使ったのは、初めてのケースですね」と話すのは、サントリー広報部の西崎一正さんだ。 西崎さんによると、この商品は、米・ペプシコ社と、サントリーの共同開発で誕生した。日本人に身近な食材を使った、まったく新しい炭酸飲料というコンセプトで、いろいろな食材を試した末に、キュウリに行き着いたという。 「炭酸飲料のベストシーズンと言えば、夏。その夏に向けて、何か驚きをもって迎えられるような新製品を出したかったんですね」 確かに、キュウリの飲料というと、結構なサプライズだ。とはいえ、記者としては、実際に飲んだ上で、その驚きを読者に伝えたい。1本を入手して、味わってみた。 透明のボトルに、目が覚めるような明るい青緑色の液体がきれいだ。 フタを開ける。炭酸のしゅわーっという音とともに、さわやかな甘いにおい、そして続けてあの香りが。キュウリだ! 口をつけた。じわっと甘みが広がる。味はどうもキュウリではない。でも、似たような何か……。メロンだ。メロンに近い。コーラというよりも、ラムネの味のような懐かしいテイストだ。さわやかな甘さでとてもすっきりしている。 しかし、後味にじわーっとまたキュウリの存在感……。とはいえ、意外にもおいしいことが、何よりのサプライズだった。 編集部の別の記者数人が飲んだところ、 「あ、結構いける」 「においはキュウリだけど、味は普通」 といった評価だった。そして、誰もが「メロンみたい」。 もしかして、キュウリとメロンは植物的にも近いのではないか? 独立行政法人農業・食品産業技術総合研究機構に聞いてみた。 「キュウリ、メロン、スイカ、カボチャは全部ウリ科の植物ですが、このなかでメロンとキュウリは同じククミス属(キュウリ属)の仲間です。ふだんキュウリは若い実を食べますが、完熟させると、あまり甘くはありませんが、メロンに似通った味になるんですよ」(担当研究員) この商品は6月12日から、全国のコンビニやスーパーで販売される。500ミリリットルで147円(税込み)。ただし、製造数をあらかじめ決めてあり「長いところでも1カ月」という期間限定だそうだ。 あなたの口コミ募集中!
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