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おやじの街・新橋に女性も集結 秘密は赤バンド

2007年05月30日

 500円で買った赤バンドを腕にはめると、初めて行く居酒屋や、バー、串カツ店など加盟52店で生ビール1杯サービスなど最大4万円分もお得に――。東京・新橋エリアで繰り広げられるユニークな企画に女性も殺到しているという。おじさんの街・新橋にいったい何が起こったのか。(アサヒ・コム編集部)

写真新橋のダーツ・バーに集った赤バンド仲間
写真赤バンドか赤名刺入れを500円で購入すれば企画に参加できる
写真赤バンドはショットバーでも購入できる

 企画の名前は「新橋に飲みいこ!」。企業の広告プランを立てる会社を自営する鹿取啓介さん(36)が、自分がよく飲む新橋で、常連になったお店の客同士で「新橋を盛り上げよう」と始めた企画だ。新橋ではここ数年、ダーツ・バーや、モルト・バーなど若い人向けの店が増えている。しかし、初めての店には入りにくいもの。鹿取さんは「自分の知っている店を人に教えたい。扉を開けるまでのお手伝いのつもりだった」という。

 06年2月に趣旨に賛同した23店でスタート、07年5月には52店になった。赤バンドは3カ月の期間があり、今は4月から6月末まで。その間に52店全部回れば4万円相当のサービスになる。

 お得なだけではない。見知らぬ客同士でも赤バントをきっかけに話しかけ、仲間の輪が広がる。店主との話題にも一役買い、初めての店でも常連のように楽しめる。新橋のOL船木三枝子さんは「会社の仲間同士だと、同じ店しか行かない。このバンドで行ったことのない店にも行けて、交友範囲が広がりました」という。

 赤バンドは累計で2000本は売れたという。居酒屋で店長を務める鈴木一成さんは、「最初は仲間内の遊びみたいなものだったが、最近は1週間で10個は出る。購入者の7割が女性」と、盛り上がりぶりを語る。

 モルト・バーのオーナー佐野充さんは、「飲む人間とお店の人間が一体になってやっているのがいい。おやじの街という新橋のイメージが変化している象徴」という。加盟店は「新橋に飲みいこ!」のホームページで分かるが、最近は近所の交番への問い合わせも多いそうだ。

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