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田中邦衛映画祭、7月米沢で 田中さんのトークショーも

2007年06月08日

 映画「若大将シリーズ」やテレビドラマ「北の国から」などで知られる俳優田中邦衛さん(74)の映画祭が、7月14日に山形県米沢市で開かれる。田中さんの映画祭は全国で初めて。映画デビュー50年も記念し、3作品の上映とトークショーがある。田中さんは10年来、毎年2回は夫婦で訪れる大の山形ファン。山形と出会うきっかけは、ある1本の電話だった。

写真山形のすばらしさを語る田中邦衛さんと妻の康子さん=横浜市のホテルで

 98年春、今回の映画祭のプロデューサーを務めるシネマ・ラジオパーソナリティーの荒井幸博さん(49)に、電話があった。知らない男性だった。天童市内で地域活動をしているという。「子どもの育成会をつくる。皮切りに田中邦衛さんの講演会をやりたい」と切り出した。

 荒井さんは、田中さんとは神奈川県にある撮影所であいさつを交わしたことがあるだけ。講演会やトークショーをしないことも知っていた。「無理ですよ」と答えた。

 男性は「おらだぁ、『北の国から』見て子育てしたんだもん。五郎さんでないとだめだ。何とか頼んでくれ」と引き下がらない。「五郎さん」とは「北の国から」で田中さんが演じた役。荒井さんは、知り合いの映画プロデューサーを通じて交渉を始めた。

 あきらめかけていたころ、プロデューサーから返事が来た。「おい、邦さん、行くってよ」。岐阜県出身の田中さんにとって、山形は未知の場所。その年の秋、トークショーが天童市の成生(なりう)小学校体育館で開かれた。

 妻の康子さん(72)と一緒に来た田中さんは、人のやさしさ、自然の美しさ、食べ物のおいしさに魅了される。毎年、トークショーや私的旅行に夫婦で来て、各地の人たちと親交を深めた。康子さんは「第二のふるさとではなく、もう第一のふるさと」という。

 田中さん夫婦を囲んできた40代、50代の仲間たち7人が企画したのが、今回の「田中邦衛映画祭」。田中さんは200本以上の映画に出ている。「映画俳優としての田中邦衛をもう一度見たい」と意見が一致した。

 上映されるのは93年の「学校」(山田洋次監督)、86年の「ウホッホ探検隊」(根岸吉太郎監督)、67年の「若者たち」(森川時久監督)。1本ごとに、田中さんのトークショーがある。

 伝国の杜・置賜文化ホールで午前10時から。前売り3000円、当日3500円。主催は米澤映社会で、問い合わせは酒井和昭さん(080・5226・1539)へ。

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