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「トトロの森」、対岸に開発計画

2007年06月11日

 東京都東村山市と埼玉県所沢市にまたがる「淵(ふち)の森」の自然保護に取り組んでいる「淵の森保全連絡協議会」(宮崎駿会長)が、川を挟んで森の対岸にある東村山市内の雑木林を買い取ろうと、募金を呼びかけている。この雑木林をめぐって浮上している宅地化の計画に対抗し、募金を東村山市に寄付し、公有地化を求めるのが目標だ。

写真柳瀬川を挟んで右手が淵の森。対岸に宅地化の計画が持ち上がっている=東村山市で

 淵の森は、市街地に残る約4600平方メートルの緑地で、近くに住むアニメ映画監督の宮崎会長が散策に訪れ、「となりのトトロ」のアイデアを練った場所とされる。96年、開発計画から守ろうと宮崎会長らの寄付によって公有地化され、協議会が保全活動を続けている。

 だが、今度は柳瀬川を挟んで森の南側になる約1500平方メートルの雑木林に宅地開発の計画が持ち上がった。協議会は「緑がなくなるだけでなく、川の自然護岸がコンクリートになるなど、淵の森も含めた一帯の自然が破壊されてしまう」と危機感を募らせている。

 東村山市に公有地化を要望したが、一度は財源不足などを理由に断られた。だが、募金活動はその後も広がりを見せ、東村山市民による「淵の森の自然を残そう! 東村山市民連絡会」も新たに発足し、募金を呼びかけ始めた。

 こうした動きを受け、東村山市は現在、公有地化の要望に対し「検討中」との立場だ。

 協議会事務局長の安田敏男さんは「宮崎会長も寄付を申し出ており、東村山市の背中を押し、公有地化を実現したい」と話す。募金に協力した人には、領収書を兼ねて宮崎会長のサイン入り感謝状を贈るという。

 募金は1口1000円。振込先は、東京都民銀行秋津支店普通口座0601496「淵の森保全連絡協議会会計 栗原保男」。問い合わせは、安田さん(04・2944・2633)へ。

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