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東久留米「ご当地戦隊」クルメイザー、ちょっと高齢化

2007年06月17日

 君はクルメイザーを知っているか。東京都東久留米市を拠点に活動している戦隊ヒーローなんだ。メンバーはレッド、イエロー、ピンクの3人。地域のイベントに現れて悪と戦う。誕生したのは8年前。ヒーローも年を取り、激しいアクションはちょっとしんどい。それでも、大好きな子どもたちのために、クルメイザーは頑張っている。

写真ポーズを決めるクルメイザー
写真クルメイザーは子どもが大好きだ

 クルメイザーが生まれたのは99年1月。あるボランティアグループがお祭りの準備をしていた。障害を持った子供たちを励ましたいと、遊園地などで演じられているヒーローショーを考えた。

 でも、テレビの戦隊ヒーローを呼ぶにはお金がかかる。そんなとき、グループとつきあいのあった人が「オリジナルのヒーローをつくりましょうか」と発案した。アルバイトでヒーローショーの役者をしていて、ノウハウを知っていたからだ。

 そこに仲間が集まり、オリジナルヒーローづくりが始まる。最初はレッドだけ。名称も「市民戦隊クルメマン」だった。今でこそ全国各地に「ご当地ヒーロー」がいるが、当時はまだ珍しかった。

 やがてイエローとピンクが加わり、「クルメイザー」に。演じ手は「クルメイザー制作会」を組織。市の社会福祉協議会を窓口にして、本格的に活動することになった。

 「メンバーに入れ代わり立ち代わりはありますが、15〜20人が今もかかわっています」と制作会の野木雅喬さん(39)が説明する。

 特定のスポンサーはつけず、出演も地域の小さなイベントが主体。興行的な大イベントへの参加は断っている。スタッフはそれぞれ別の仕事を持ち、出演依頼があると都合のつく人が演じる。

 活動は市内にとどまらない。依頼があればどこにでも飛んでいく。カッセイカマン(長野県下條村)やコマレンジャー(狛江市)などとジョイントで演じることもあるという。

 「ご当地ヒーローショーの多くは、啓発的で複雑なドラマ仕立てになっていることが多い。でもクルメイザーは勧善懲悪が基本。子どもが飽きないように、単純な内容にしています」と同会の斉藤裕之さん(44)。

 問題は演じ手の「高齢化」だ。30歳代後半から40歳代がほとんど。昭和40年代の「変身ブーム」に少年時代を過ごした世代で、正直、ジャンプやキックなどの派手なアクションは体にこたえるという。

 「クルメイザーも今やおやじ軍団です。それでも喜んでくれる子どもたちがいる限り続けたい」と斉藤さん。7月21日に市民プラザで開かれるロビーコンサートに出演する。出演依頼や若手スタッフも募集中。詳しくはホームページで。

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