タクシー全車禁煙化 長野県内3500台一斉に2007年06月22日 タクシーの禁煙が15日、長野県タクシー協会(136法人)と県個人タクシー協会(80業者)などに加盟する県内約3500台で一斉に始まった。一部の業者で禁煙タクシーはあったが、全県的に禁煙にするのは大分県に次いで2例目という。県内の多くのタクシー業者が全国に先がけて運賃を値上げしたのは4月下旬。値上げ、禁煙と続くなか、運転免許を返納した65歳以上の高齢者の料金を1割引きするサービスも始まった。
県タクシー協会によると、15日から禁煙になった約3500台は県内の大部分のタクシー。運転手も外に出て喫煙し、車内では吸わないことを徹底するという。 同協会の上沢英雄常務は「健康増進法の施行や受動喫煙の害の問題があり、公共交通として禁煙が必要と考えた」と理由を話す。どうしても吸いたいという乗客がいた場合は、安全な場所に停車し、外で喫煙してもらうことにした。そのための携帯灰皿や灰皿用のビンを車内に常備する。 15日の日中、禁煙については歓迎の声が多かった。長野市のスーパーからの帰りにタクシーに乗ろうとした70歳の女性は「においが無くていい。禁煙になってよかった」。客待ちしていた禁煙派の男性運転手(59)は「私が吸わないので大歓迎。今のところ、喫煙者のお客さんからのクレームはない」と話した。 喫煙客に「吸いたい」と粘られた場合の対応など、マニュアルが配られているという。自身も吸う個人タクシーの男性(55)は「一般客には一度降りていただくことも可能だが、お得意さんはそうもいかないのでは。酔った人の多い夜はトラブルになるかもしれないし」と心配顔だった。 4月の値上げでタクシーの初乗り運賃の上限は、A地区(長野市の一部、千曲市、坂城町)は小型640円、中型650円だったのを一本化して普通車710円に。そのほかのB地区(松本市など)では、小型630円、中型640円が普通車700円になった。 運転免許を返納した65歳以上を対象にした1割引きサービスは、14日までに95業者に認可が下り、さらに増えていく見通しという。自動車安全運転センター発行の「運転経歴証明書」を提示すれば、運賃が1割引きとなる。視力が衰えたり、反応の遅くなったりした高齢ドライバーの交通事故を防ぐ目的もある。
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