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ブルーリボン賞に初の路面電車

2007年07月05日

 鉄道友の会は、2007年の「ブルーリボン賞に」、最新式の路面電車(LRT)として昨年開業した富山ライトレールの0600形(愛称・ポートラム)を選んだと発表した。同賞は今年で50回目だが、路面電車が選ばれたのは初めてだ。(アサヒ・コム編集部)

写真ブルーリボン賞を受賞した富山ライトレールの「0600型」
写真1日の平均利用者数は4750人で、JR時代の倍以上だという。かっこいい車両も魅力の一つ

 富山ライトレールは昨年、JR富山港線を譲り受けて、路面電車化して開業した第三セクターの鉄道会社で、富山駅北―岩瀬浜駅間の7.6キロを結ぶ。「0600形」は、開業に伴って導入された車両で、新潟トランシス製。曲面を多用した斬新なデザインと、高齢者でも乗降しやすい低床構造になっているのが特徴だ。

 鉄道友の会は、1953年に結成された鉄道ファンの全国組織で、会員数3400人。ブルーリボン賞は、前年中に営業運転を始めた鉄道車両の中から会員による投票で選ぶ。鉄道業界ではもっとも由緒ある賞の一つで、小田急ロマンスカー「50000形」(06年)や、JR東日本の特急あずさ「E257系」(02年)など、都市部を走る新型特急車両が選ばれることが多かった。

 だが今年、総投票数の4分の1を獲得したのは、首都圏や関西圏ではなく、かつ路面電車という一見地味な存在だった。

 「車両そのものの魅力だけでなく、赤字のローカル線を再生するという積極性が評価されました。地方では、中小私鉄や第三セクターの路線廃止が相次いでおり、そんな中での明るい話題として注目された」。同会事務局はそう分析する。

 富山ライトレール経営企画部も「鉄道は単なる移動の手段だけではなく、街づくりの装置にもなる。そうした流れを鉄道ファンも感じている。それが受賞につながったのではないでしょうか」と話している。

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