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仏アニメ「アズールとアスマール」極彩色のおとぎ話

2007年07月27日

 肌の色は違うが兄弟のように育てられた2人の青年が、妖精捜しの冒険を通じ、幼い頃のきずなと愛を取り戻す。フランスのアニメ「アズールとアスマール」が、21日から東京・渋谷のシネマ・アンジェリカなどで公開された。中世のヨーロッパとイスラムの美術を融合させた極彩色のファンタジーだ。(アサヒ・コム編集部)

写真「アズールとアスマール」から、手前がアズール、奥がアスマール
写真ミッシェル・オスロ監督
写真幼いアズール(左)とアスマール。人物はCGで描かれている
写真作品の一場面
写真同上

 領主の子アズールは、幼い頃アラビア人の乳母に聞かされた妖精の話が忘れられず、海を渡る。白人の「青い目」が忌み嫌われる地で盲目を装い、乳母とその息子アスマールと再会。領主を恨むアスマールと競い、妖精を捜す旅に出る。

 監督は「キリクと魔女」のミッシェル・オスロ。アフリカ生まれの監督は、西洋とイスラムの対立という今の現実を中世のおとぎ話に置き換え、肌の色や文化の違いを超えた愛を描く。

 2組のカップルがまばゆい光に包まれ祝福されるラストについて、「登場人物が『これが未来への答えですな』と言う。少し幼稚かもしれないが、私の思いをストレートに伝えた」。

 色鮮やかな森や、建物内部の細密な模様といった背景は、ペルシャ、トルコ、アンダルシア、フランス、オランダなど様々な中世の美術様式を取り入れて作り上げた。

 「それぞれの様式は、異なるようで実は似ていた。詰まるところ、美しいものは美しい。私にとって、地中海を囲む国々は同じひとつの文化圏だ。多くのヨーロッパ人はそうは考えないけれど」

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