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スプーン曲げ、ネット中継 本当に曲がる?

2007年07月17日

 インターネットの力で「超能力が存在するのか、しないのか」を解明する。そんな“壮大”な試みが始まった。(アサヒ・コム編集部)

写真「超能力ラボ」。「念」を送っている人の数がリアルタイムに表示される。
写真これが画面全景。大きな動画であることは、奥にある時計の針の動きでかろうじてわかる
写真過去のスプーンの状態が表示される。今のところ、時計の針と照明は時間によって違うが、スプーンは変わらない
写真ブログパーツも用意されている(画面右)。スプーンのリアルタイム動画を、自分のブログにはりつけられる。

 サイトにアクセスすると、透明な箱に入ったスプーンの映像。「念」を送っている人の人数が表示されるが、今のところ、スプーンには何の変化もない。箱の奥に置かれた時計の針だけが動いているのが見える――。

 これは、ITベンチャー「面白法人カヤック」(神奈川県鎌倉市)が7日に始めた「超能力ラボ」というサイト。第1弾の「スプーン曲げ実験」で、同社内に置かれたスプーンを、同社の動画配信技術で24時間実況中継している。

 利用者は、その画面を見ながら「念」を送る仕組み。念を送っている人同士で、チャットもできる。もちろん、送らずにただ見ているだけでもOKだ。

 「もし、スプーンが曲がれば、超能力は存在するということになり、その瞬間をみんなで目撃することができる」(広報)という。

 スプーンの置き場は、社員の中でも知る人はごくわずか。同社によると、「何かしかけを作って、超能力以外で曲げてしまうことはない」という。

 サイトでは、過去の画像も見ることができる。17日午後2時現在、スプーンに変化が生じた様子はない。

 面白法人カヤックはこれまで、ブログの記事に「つっこみ」を入れるブログパーツや、会話から音声認識で単語を取り出して関連する画像を自動で表示するサイトなど、奇抜なアイデアで、いくつものサイトやツールを作ってきた。

 今回もその一つで、同社は「担当者の強い意欲で、実現したもので、特にビジネス化は考えていません。動画配信の技術力のアピールになれば、とは思いますが」。

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