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高橋良輔監督、自作アニメ「FLAG」を押井監督と語る

2007年07月27日

 ドキュメンタリー的な映像表現で戦場をリアルに描くアニメ「FLAG」。シリーズ全13話を約100分に再構成したディレクターズ・カット版発売を前に、原作・総監督の高橋良輔さんが友人の押井守監督と語り合った。(アサヒ・コム編集部)

写真危険を顧みず戦場をカメラにとらえようとする白州冴子 (C)TEAM FLAG/Aniplex・The Answerstudio
写真取材陣を前に語り合う高橋良輔さん(右)と押井守さん
写真国連部隊の隊員が操縦する多用途兵器「ハーヴィック」
写真カメラのファインダーを通して、戦闘をとらえる
写真白州の先輩・赤城も、白州を追い戦場へ
写真舞台あいさつする押井守さん(左)と高橋良輔さん=東京・新宿のテアトルタイムズスクエアで
写真ブルーレイディスク版「FLAG Director’s Edition 一千万のクフラの記録」(アニプレックス、8190円)

 内戦に揺れるアジアの小国が舞台。和平のきっかけとなる写真を撮ったカメラマン白州冴子(声・田中麗奈)が、ある任務を帯びた国連部隊の記録係となり、戦場のただ中に踏み込んでいく。

 「もともとカメラマンやジャーナリストって僕の好きな職業で、その視点で映像を作ってみたら面白そうと思っていた」と高橋さん。ロボットアニメの名作「装甲騎兵ボトムズ」など、硬派なドラマ作りが身上だ。

 「FLAG」は本編すべて、劇中のカメラマンやビデオジャーナリストのカメラから見た映像だけをつないだ、という設定だ。ファインダー越しに見る兵士たち、手持ちカメラがとらえた戦場の混乱、といった映像が、ドキュメンタリーに似た生々しさを醸し出す。

 「この演出法が独特のリズムを生み、戦場との距離感がうまく出た」と押井さん。

 高橋さんは「ジオラマ(情景模型)を作っているような気分があった。戦場という模型を作り、その中にカメラマンを置いたらどう見えるのかを考えた」。

 ネット配信された全13話を短くまとめた「FLAG director’s Edition 一千万のクフラの記録」が、ブルーレイディスクとDVDで、8月8日に発売される。

 先行して東京・新宿で3日間の限定上映が行われ、ゲストとして舞台あいさつに立った押井さんは「同時代的でアクチュアルな作品」と賛辞を贈った。

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