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ビールの季節、一味違うビアテラスを訪ねる

2007年08月07日

 夏本番。涼しい風に吹かれてビールを傾け、都会の喧噪(けんそう)を離れて宵のひとときを過ごしたい。より優雅に、より「高く」、庭園や夜景で知られる東京都内のビアテラスを訪ねた。(アサヒ・コム編集部)

写真緑に囲まれた、ビアテラス鶺鴒の庭園の席=明治記念館提供
写真かがり火に照らされ、日本舞踊を見ていると別の世界に誘い込まれそう=明治記念館のビアテラス鶺鴒で
写真地上約200メートルから見下ろす夜景。隅田川の川面に光が映る=レストランルークで
写真ビアテラス特別コースの料理。野菜にこだわり、パスタは日替わり=レストランルークで
写真夜景のパノラマは、地上の星空のよう=高尾山ビアマウントで
写真高尾山ビアマウントの「ガーデン」席。ちょうちんに心が浮き立つ

 ■歴史ある庭園で

 まずは、明治神宮外苑(がいえん)の森の一角、明治記念館のビアテラス「鶺鴒(せきれい)」で、日本舞踊を鑑賞した。

 本館は1888(明治21)年、帝国憲法・皇室典範の草案審議の御前会議の会場となった。鮮やかな緑の芝の庭園を縁取るように、木製の丸テーブルと籐(とう)いすが並ぶ。セミ時雨の中、日が落ちると、そこかしこにかがり火がともった。炎に浮かび上がる日本舞踊は1日2〜3公演。

 今年から、営業を午後11時までに延長。予約を受け付けていなかった庭の席も一部、「プレミアムシート」として予約可能になったが、席を待つ長い列は変わらずだ。

【データ】9月28日まで。土日祝日定休。生ビール中ジョッキ790円(税込み、以下同じ)。プレミアムシートはテーブルチャージ料5000円。8月13〜15日にはゆかたを着てビールや料理を楽しむ「ゆかたまつり」を開催。

 ■地上200メートル

 地上約200メートル。夜風が少し冷たかったが、きらきらと瞬く東京の街が美しい。地下鉄・築地駅近く、聖路加ガーデン47階「レストランルーク」は夏季、屋外のウッドテラスを「ビアテラス」として開放している。

 黒く墨を流したような夜の隅田川を近景に、レインボーブリッジ、東京タワーやお台場の夜景が広がる。花火大会や東京ディズニーランドの花火も望める。

 料理は4500円のコース。食事をゆったりと楽しみながら、グラスを傾ける。いわゆる「ビアガーデン」というより、隠れ家っぽい落ち着いた雰囲気だ。テラスは屋内席の東側と西側にあり、席の配置は風向きや天候で変わることも。

 【データ】ビアテラスは9月中旬まで。土日祝日定休。生ビール中ジョッキ600円から。

 ■眼下にメガロポリス

 より高くもっと高く、標高500メートル。31度の急勾配(こうばい)をケーブルカーで登り、高尾山の中腹に夏季限定の「高尾山ビアマウント」がある。条件がよければ関東平野の先に筑波山、新宿都心から池袋のサンシャイン60、東京湾、横浜のランドマークタワーまで見渡せる。

 夕暮れ時、北西の秩父連山が深紅に染まり、「鳴く虫の王様」と呼ばれるカンタンやヒグラシの鳴き声が、降り注ぐように聞こえ出す。

 夜景のパノラマに加え、花火大会を見下ろせれば貴重な経験だ。席は、展望台上層の「スラブ」のほか、「ガーデン」と屋内の「ホール」の3種類ある。

 【データ】9月30日まで連日営業。2時間制バイキングで、男性3300円、女性・中学生3000円など。延長は超過料金。予約は月〜木曜のみ10人以上から。

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