セカンドライフに鉄道建設 駅前一等地に企業誘致2007年08月10日 ネット上の仮想世界「セカンドライフ」内で、広大な土地に鉄道を敷いて、駅前に企業を誘致する――そんな現実の鉄道会社と同じビジネスモデルを進めるITベンチャーが現れた。(アサヒ・コム編集部)
東京・四谷のマンションの一室にあるメルティングドッツ。昨年11月に、セカンドライフなどの仮想世界への参入支援事業をするベンチャーとして設立。社員は8人。12畳ほどの部屋は机とマシンでぎっしりだ。そんな空間で壮大な構想が進む。鉄道の建設だ。 同社はすでに、セカンドライフ上の広大な土地を確保。そこに、鉄道路線を2本、南北と東西の十字に走らせ、駅を等間隔に設置する。駅は、ほぼ現実の鉄道駅を再現。改札口やプラットホームもあり、走っている電車に乗って、好きな駅で降りることもできる。 駅の周辺は、公共エリアと企業誘致エリアに分けて、後者では企業が自由に建物を建てられるようにする。 そもそも、セカンドライフ内の人物には、テレポート(瞬間移動)の機能があり、交通機関がなくてもユーザーはどこでも好きなところに瞬時に行ける。なぜ、鉄道なのか。 「セカンドライフの魅力は、自分の足で歩いて面白いものを偶然見つけるところ。瞬間移動では、それができない。電車に乗って、車窓を見ながら、目に入った面白そうな場所で降りる。そんな楽しみを広げたい」(広報) 進出する企業側にも、まったく孤立した場所に社屋などをつくるより、すでに日本人がたくさん集まっている場所に進出した方が、集客しやすいというメリットがある。 「土地の提供価格は、市場原理で決まる予定です。たとえば二つの路線が交わるターミナル駅の駅前や、中心地に近い駅の周辺は、土地の価格が上がるということはあるでしょうね」(同) まさに、現実世界での私鉄のビジネスモデルそのものだ。 同社は、「駅前」の情報を網羅する情報誌「Walker」シリーズをもつ角川書店グループの角川デジックスと、7月末に有限責任事業組合をつくった。この広大な空間を共同運営する予定だが、オープンの時期はまだ未定だという。 PR情報コミミ口コミ
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