お湯で動く 今時はやりのスターリングエンジン2007年08月13日 お湯で動くエンジンがある。熱いお湯を注いだ、机の上のマグカップがエネルギー源。温度差をパワーにしてピストンがぴょこぴょこ上下動する。組み立ては簡単。宇宙での応用も期待される「スターリングエンジン」の実験キットだ。(アサヒ・コム編集部)
「コンセプトプラス」(東京都)が売り出した手のひらサイズの実験キット。宇宙航空研究開発機構(JAXA)の協力で、複雑な調整なしに動かせる設計だ。 動力源は、マグカップのお湯に限らない。外気温が低い冬場なら、熱い缶コーヒーの上に載せてもよし。ある程度の温度差があればいい。 スターリングエンジンは、古くて新しいエンジンだ。1816年、スコットランドのスターリング牧師が発明。気体を暖めると膨張し、冷やすと収縮する原理を利用している。 技術面やコストに課題があり、あまり普及しなかったが、クリーンで高効率なエンジンとして、近年、再び注目を集めている。太陽エネルギーが使えるうえ、効率も良いため、宇宙での利用が期待され、JAXAと民間企業が共同で研究を進めている。大学や高校の教材、全国競技会「スターリングテクノラリー」でも知られている。 コンセプトプラス社は05年に本体が真鍮(しんちゅう)製のキット(税込み6300円)、今春には「空き缶スターリングエンジン」キット(税込み1260円)を発売した。 真鍮(しんちゅう)製キットは、30度ほどの温度差で動く。調整すれば、マグカップのお湯で約1時間動作可能だ。 空き缶キットは、本体に缶メーカーの鉄製テスト缶を使用。マグカップのお湯で約2分間、うまく調整すると約10分間動くという。 真鍮製キットを組み立ててみた。工具は使わず、15分ほどで完成。カタカタカタ、小刻みに上下するピストンの動きは、どこか、ロウソクの炎のゆらめきに通じるような。止まるまで30分以上、見守り続けてしまった。 PR情報この記事の関連情報コミミ口コミ
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