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ゲームをしなくてもPS3 AVファンが熱い視線

2007年08月22日

 ソニーのゲーム機プレイステーション(PS)3が、オーディオ・ビジュアル(AV)ファンの熱い注目を集めている。システムソフトのバージョンアップで、映像・音楽ソフトの再生能力が「高級機並み」に進化したからだ。(アサヒ・コム編集部)

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プレイステーション3本体

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「デジタル技術の進化についていきたい。PS3にはその能力がある」と話すSCEの川西泉さん=東京都内で

 国内累計販売約300万台のWii(任天堂)に対し、PS3は約100万台(7月15日現在、エンターブレイン推計)。ゲーム機市場で苦戦しているPS3だが、AV雑誌では特集が組まれ、10万円以上の高級再生機と並んで試聴に使われるなど、存在感が高まっている。

 PS3が再生できるのは、音楽ソフトのCDとスーパーオーディオCD(SACD)、映像ソフトのDVDとブルーレイ・ディスク(BD)。各メディアの再生で高音質・高画質化を図り、ソニー・コンピュータエンタテインメント(SCE)は昨年11月のPS3発売以来、ネットなどを通じ、システムソフトのバージョンアップを繰り返してきた。

 「進化」の秘密は、PS3の頭脳にあたる超高性能半導体「セル」。「リアルタイムで流れていく大量のデジタル信号に対し、複雑な処理を施すことができる。セルの能力にはまだ余裕がある。ソフトの改善で、音質や画質のさらなる向上が可能です」とSCEのコーポレート・エグゼクティブ兼ソフトウェア・プラットフォーム開発本部の川西泉本部長。

 PS3の市場価格は5万円前後。2万円台のWiiと比べるとゲーム機としては高いが、「AV機器として値段を付ければ30万円」と、デジタル・メディア評論家の麻倉怜士さんは評価する。

 「家電は普通、時がたてば価値が下がるのに、PS3は逆。BDの画質は向上、SACDの音も驚くほどよくなった。『成長』が組み込まれた革命的な製品と言えます」

 「お茶の間の覇権を狙う」というソニーの戦略が生んだ、お買い得なマルチメディアプレーヤーと言えるが、その能力を十全に生かすには、高画質テレビやデジタル信号を処理できるアンプなど、それなりの機器が必要だ。電器店、そしてお財布と、よくご相談を。

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