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ポツダム宣言受諾を打電した旧スイス公使館、保存へ一歩

2007年09月19日

 終戦前夜、日本政府のポツダム宣言受諾を打電した軽井沢町の旧スイス公使館(深山(みやま)荘)の保存に動く軽井沢文化協会(鵜川馨会長)が14日、佐藤雅義町長に733人分の署名を手渡し、町による取得と保存を働きかけた。佐藤町長は「町にも保存を望む声が多数寄せられている。何としても残したい」と応じ、取得と現地保存に向けて、土地と建物を所有する不動産会社と交渉中であることを明らかにした。

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旧スイス公使館の敷地内にあった銘板。「平和の記念保存家屋として終世迄保護致しませう」と書かれている=軽井沢町で

 深山荘は大戦末期、東京から疎開してきた旧スイス公使館が借り受けた施設。この施設と道を挟んだ場所にあった旧三笠ホテルに外務省の出張所を置いた日本政府が、スイス公使と折衝し、終戦交渉を行った。

 同協会によると、署名は県内だけでなく、関東をはじめ広島などからも寄せられ、最終的に1000人を超す見込みだという。依田龍治理事長らは「このような記念碑的な歴史的遺産は数少ない」「深山荘でどのような交渉が行われたか、資料集めを進めている」などと話し、町による買収と保存を促した。

 佐藤町長は、所有する不動産会社と今月初めに折衝し、近くの町有地と等価交換を持ちかけていることを明かし、「ソフト面の価値がすごく高い日本の財産。前向きに努力している」と答えた。町による深山荘の取得・保存は町議会にも説明があり、「異論は出ていない」(袖山卓也議長)という。

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