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50年前の特急ロマンスカーが登場

2007年10月03日

 50年前に世界最高速を記録した「初代」と、来春デビュー予定の新型――。小田急が、新旧の特急ロマンスカーを並べて展示するイベントを開く。(アサヒ・コム編集部)

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現役当時の「初代」ロマンスカー。50年前には斬新な流線形で脚光を浴びた=小田急電鉄提供

 小田急電鉄は、10月20、21日に、ファンや家族向けに開かれるイベント「ファミリー鉄道展2007」で、歴代の特急ロマンスカーの車両4車種に一同に並べて展示する。鉄道展は、99年から毎年開催しているが、今年は開業80周年、ロマンスカー就役50周年にあたることから、規模を拡大するという。

 目玉の一つが、1957年に登場した「初代」ロマンスカー3000形が、屋外に展示されることだ。3000形は、流線形のスタイルに朱色を基調とするなど、当時としては斬新なスタイル。国鉄との共同実験で、時速145キロという当時の狭軌最高速度記録を樹立し、新幹線「ひかり」の技術の基礎にもなったとも言われている名車だ。93年に引退して以来、保管庫に置かれており、屋外に出るのは14年ぶりだ。

 来春にデビューする予定の最新型ロマンスカー、60000形も並ぶ。ロマンスカーの歴史の中で、初めて地下鉄の乗り入れを可能にした形式で、実際に東京メトロ千代田線に直通運転する予定だ。デビュー前の新車を、一般のファンに公開するのは珍しい。

 さらに、3000形の後継で、先頭に展望席を備えた3100形(99年に引退)や、そのさらに後継の7000形など、新旧のロマンスカー4車種が一同に並ぶ。

 このほか、普段は深夜の終電から始発電車の間におこなわれる保線作業のデモンストレーションなどもある。

 ここのところの鉄道ブームに合わせて、鉄道好きで知られる著名人を呼んだステージも、初めて開催される。20日には、音楽界きっての鉄道ファンとして知られるキーボーディスト向谷実さんが、列車の走行音をベースに作られたオリジナル曲を披露する。21日には、「鉄道アイドル」木村裕子さんが、鉄道ファンの心情をつづった自作の歌を披露する予定だ。

 参加は自由で、申し込みなどは不要。会場は、神奈川県海老名市の海老名電車基地や、海老名駅前の商業施設「ビナウォーク」など。

 小田急電鉄の広報担当者は、「『初代』のロマンスカーが屋外にいるところは、実は私も入社以来1度も見たことがない。近年の鉄道ブームもあり、多くの方に注目してもらえるのではないか」と話している。

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