きつねの嫁入り、復活2007年10月01日 夕暮れの村はずれ。提灯(ちょうちん)のほのかな明かりに照らされて静かに進む嫁入り行列。見るときつねに化かされるといわれる「きつねの嫁入り」を再現した「みのわの里のきつねの嫁入り」が30日、群馬県高崎市箕郷町であった。
同町の国指定史跡、箕輪城跡には、きつねがすみ、敵が攻め込もうとすると霧で城を包んで守ったといわれる。「きつねの嫁入り」は、そんな伝説とともに、昔ながらの婚礼儀式を復活させようと、02年に始まった。今年で6回目。 公募できつねの新郎新婦に選ばれたのは、前橋市の会社員岡部哲彦さん(32)と千尋さん(27)夫婦。顔にきつねの化粧をした千尋さんは「箕郷の人たちが守ってきた伝統的な婚礼のしきたりや作法を知ることができて、貴重な体験になりました」と話した。 行列は、あいにくの雨の中、アマチュアカメラマンのフラッシュを浴びながら、約1.5キロを道のりを歩いた。 実行委員会の反町敏雄会長(73)によると、箕郷では昭和30年ごろまで、農家の跡取りが嫁をとる「もらいご祝儀」という儀式があり、実際に新婦の輿(こし)入れ行列が見られたという。
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